Excel クライアントからサーバーに保存する

最終更新日: 2010年4月8日

適用対象: SharePoint Server 2010

この例は、次の操作方法を示しています。

  1. 編集可能な範囲を持つブックを作成します。

  2. 信頼できる場所にある SharePoint ドキュメント ライブラリにブックを保存します。

    注意

    既に SharePoint ドキュメント ライブラリを作成し、それを信頼できる場所にしたことを前提としています。この詳細については、「[方法] 場所を信頼する」を参照してください。

  3. Excel Web Access のパラメータ ウィンドウを使用してブック内の値を変更します。

ブックを Excel Services に保存する

範囲を持つブックを作成するには

  1. Excel を起動します。

  2. セル A1 に、「8」と入力します。

  3. セル A2 に、「=3*A1」と入力します。

  4. セル A1 を Excel Web Access で編集できるようにするには、まず、セル A1 を名前付き範囲にする必要があります。

    1. [数式] タブをクリックし、セル A1 をクリックして選択します。

    2. [数式] タブの [定義された名前] グループで、[名前の定義] をクリックします。

    3. [新しい名前] ダイアログボックスの [名前] テキストボックスに、「MyAOneParam」と入力します。

Excel Services に保存するには

  1. [ファイル] メニューで、[保存と送信]、[SharePoint に保存] の順にクリックします。

  2. [SharePoint に保存] ダイアログ ボックスで、[発行オプション] をクリックします。

  3. [発行オプション] ダイアログ ボックスの [表示] タブで、[ブック全体] が選択されていることを確認します。

  4. [パラメーター] タブで、[追加] をクリックします。

  5. [パラメータの追加] ボックスの一覧で、[MyAOneParam] チェック ボックスをオンにします。

  6. [OK] をクリックします。これで、[パラメータ] ボックスの一覧に [MyAOneParam] が表示されます。

  7. [OK] をクリックして [発行オプション] ダイアログ ボックスを閉じます。

  8. [SharePoint に保存] ダイアログ ボックスで、[名前を付けて保存] をクリックします。

  9. [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスで、[ブラウザー上の Excel で開く] チェック ボックスがオンになっていることを確認します。

  10. [ファイル名] テキスト ボックスに、このブックを格納する、信頼できる SharePoint ドキュメント ライブラリへのパスを入力します。たとえば、「http://MyServer002/Shared%20Documents/TestParam.xlsx」と入力します。

  11. [保存] をクリックします。これで、TestParam.xlsx が Excel Web Access に表示されます。

パラメーターを使用して値を変更するには

  1. [パラメーター] ウィンドウに、セル A1 の名前付き範囲 [MyAOneParam] が表示されます。

  2. セル A1A2 の値を変更するには、[MyAOneParam] の横にあるテキスト ボックスに数字を入力します。たとえば、「10」と入力して [適用] をクリックすると、セル A110 に、セル A230 に変わります。

関連項目

タスク

[ウォークスルー] Excel Web Services を使用してカスタム アプリケーションを開発する

[方法] サーバーに保存して、プログラムによるアクセスを準備する

概念

SOAP API にアクセスする

ループバック SOAP 呼び出しと直接リンク

Excel Services の警告