手順 3 : UDF を展開して有効にする

最終更新日: 2010年3月17日

適用対象: SharePoint Server 2010

この記事の内容
UDF を展開する
場所を信頼する
UDF を有効にする

この手順では、次の操作を行います。

  1. 手順 2: マネージ コード UDF の作成」で作成した SampleUdf.dll を、Microsoft SharePoint Server 2010 がインストールされているコンピューター上のフォルダーに展開します。

  2. ユーザー定義関数 (UDF) を、信頼できる共有ドキュメントの保存場所など、特定の信頼できる場所から呼び出せるようにします。

  3. SampleUdf.dll を有効にします。

UDF を展開する

UDF を展開するには

  1. UDF を展開するコンピューターのローカル ドライブ上に "UDFs" という名前のフォルダーを作成します。たとえば、"C:\UDFs" とします。

  2. SampleUdf.dll アセンブリをコピーします。

  3. SampleUdf.dll を "C:\UDFs" に保存します。

場所を信頼する

場所を信頼するには

  1. [スタート] メニューの [すべてのプログラム] をクリックします。

  2. [Microsoft SharePoint 2010 製品] をポイントし、[SharePoint サーバーの全体管理] をクリックします。

  3. [アプリケーション構成の管理] で、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。

  4. [サービス アプリケーションの管理] ページで、[Excel Services アプリケーション] をクリックします。

  5. [Excel Services アプリケーション] ページで、[信頼できるファイル保存場所] をクリックします。

  6. [信頼できるファイル保存場所] ページで、[信頼できるファイル保存場所の追加] をクリックします。

  7. [信頼できるファイル保存場所の追加] ページで、[アドレス] ボックスに、ブックを保存する場所を入力します。たとえば、「http://MyServer002/Shared%20Documents」のように入力します。

  8. [場所の種類] で適切な場所の種類をクリックします。この例では、[Microsoft SharePoint Foundation] を選択します。

  9. 子のライブラリまたはディレクトリを信頼する場合は、[子の信頼] で [子の信頼] を選択します。

  10. [ユーザー定義関数を使用可能にする] で [ユーザー定義関数が使用可能] を選択して、この信頼できる場所に保存されたブックから UDF を呼び出せるようにします。

  11. [OK] をクリックします。

UDF を有効にする

次の手順を実行するには、SharePoint Server 2010 がインストールされたコンピューターが必要です。

UDF を有効にするには

  1. 前の「場所を信頼するには」の手順 1. ~ 3. までを実行して、SSP の共有サービス ホーム ページを表示します。

  2. [Excel Services の設定] の [ユーザー定義関数アセンブリ] をクリックします。

  3. [Excel Services ユーザー定義関数] ページで、[ユーザー定義関数の追加] をクリックして [Excel Services ユーザー定義関数アセンブリの追加]ページを開きます。

  4. [アセンブリ] ボックスで、SampleUdf.dll アセンブリへのパスを入力します。この例では、C:\UDFs\SampleUdf.dll です。

  5. [アセンブリの場所] の [ファイル パス] をクリックします。

  6. [アセンブリを使用可能にする] で、[アセンブリが使用可能] チェック ボックスが既定でオンになります。

  7. [OK] をクリックします。

堅牢なプログラミング

UDF 呼び出しを持つブックでセッションを開始したときに AllowUdfs 値が false の場合、UDF 呼び出しは失敗します。

注意

AllowUdfs フラグは、[ユーザー定義関数が使用可能] オプションで指定されます (「場所を信頼する」の手順 9. を参照)。

セッションの開始後、AllowUdfs 値を true に変更した場合も、UDF 呼び出しは失敗します。AllowUdfs フラグの変更は次のセッションで有効になるためです。これを回避するには、Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) をリセットします。IIS をリセットすると、UDF が再度読み込まれます。

IIS のリセットの詳細については、「[方法] UDF を有効にする」を参照してください。

関連項目

タスク

手順 1 : プロジェクトを作成して UDF 参照を追加する

手順 2: マネージ コード UDF の作成

手順 4 : UDF をテストしてセルから呼び出す

[方法] UDF を有効にする

概念

[ウォークスルー] マネージ コード UDF を開発する

Excel Services UDF とは