InfoPath Forms Services の管理タスクを実行する Windows アプリケーションを開発する

最終更新日: 2010年3月12日

適用対象: SharePoint Server 2010

InfoPath Forms Services と共に動作する Windows アプリケーションを作成することによって、フォーム テンプレートの展開、展開済みのフォーム テンプレートに関する情報の収集、InfoPath Forms Services を実行するサーバーの構成など、管理タスクを自動化できます。

これらの処理をサポートするクラスは、Microsoft.Office.InfoPath.Server.dll アセンブリの一部である Microsoft.Office.InfoPath.Server.Administration 名前空間に含まれています。たとえば、FormsService クラスは InfoPath Forms Services の構成を可能にし、FormTemplateCollection クラスは SharePoint サーバーの全体管理サイトを使用して展開されたフォーム テンプレートのコレクションです。開発者用に設計されたこのアセンブリのもう 1 つの名前空間が Microsoft.Office.InfoPath.Server.Controls であり、XmlFormView クラスが含まれています。このクラスは、カスタム Web ページで InfoPath フォームをホストするために使用されます。XmlFormView クラスの使用の詳細については、「XmlFormView コントロールを含むカスタム Web ページを作成する」を参照してください。

ここでは、Microsoft.Office.InfoPath.Server.Administration 名前空間のクラスを使用して InfoPath Forms Services を管理および構成する 3 つの Windows アプリケーションを作成する方法について説明します。Microsoft SharePoint Server 2010 に含まれる InfoPath Forms Services を実行するサーバーに、Visual Studio がインストールされている必要があります。

このセクションの内容

いずれのタスクについても、Visual Studio で選択した言語を使用して新しい Windows アプリケーション プロジェクト、つまり、各タスク用の追加のフォームを作成できます。

注意

Microsoft.Office.InfoPath.Server.Administration 名前空間のコード例では、コンソール ウィンドウを使用して情報を表示しており、コマンド ライン ツール stsadm.exe は SharePoint を構成するのに便利ですが、ここでは、Windows コントロールと Visual Basic および C# のコードを使用して Windows アプリケーションを作成することに重点を置いて説明します。

参照

Microsoft.Office.InfoPath.Server.Administration