Starter Services を構成する (Duet Enterprise)

 

適用先: Duet Enterprise for Microsoft SharePoint and SAP

トピックの最終更新日: 2016-11-29

この記事では、Duet Enterprise for Microsoft SharePoint and SAP の Starter Services を展開する方法と、Duet Enterprise で提供される Duet Enterprise サイトのテンプレートを使用して Microsoft SharePoint Server 2010 内にサイト コレクションを作成する方法について説明します。Starter Services ソリューションの構成は、Duet Enterprise サイト テンプレートを使用してサイト コレクションを作成する前に行う必要があります。

Starter Services に含まれる Duet Enterprise サイト コレクション テンプレートには、いくつかのサイトが含まれています。SAP レポートを要求および受信する Web サイトや、SAP ワークフローと対話するサイトです。レポート サイトの機能は、Starter Services を構成する前に構成されるレポート ソリューションに依存します。レポート ソリューションの構成がまだで、Duet Enterprise サイトで提供されるレポート機能を使用する必要がある場合は、この記事の手順を実行する前にレポートを構成します。レポートを構成する方法の詳細については、「レポートを構成する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205681&clcid=0x411) を参照してください。ワークフロー サイトの機能は、最初に構成されるワークフロー ソリューションに依存します。ワークフロー ソリューションの構成がまだで、Duet Enterprise サイトで提供されるワークフロー機能を使用する必要がある場合は、この記事の手順を実行する前にワークフロー ソリューションを構成します。ワークフローを構成する方法の詳細については、「SAP ワークフローを構成する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205816&clcid=0x411) を参照してください。

この記事の手順は、記載されている順序で実行する必要があります。

この記事の内容

  • Starter Services ソリューションを構成する

  • Starter Services ソリューションの構成の状態を確認する

  • Duet Enterprise サイト テンプレートを使用してサイト コレクションを作成する

  • レポート サイトで機能がアクティブなことを確認する

  • サイト コレクションへのユーザー アクセスを許可する

  • OBAFileReciever URL を SAP 管理者に提供する

  • ビジネス データ アクションを追加する

  • タスク センター サイトを準備する

Starter Services ソリューションを構成する

注意

この手順を実行するには、ファーム管理者としてログオンする必要があり、かつ、Windows Administrators グループのメンバーである必要があります。

次の表は、この手順を使用して構成するソリューションを示しています。すべてのソリューションは特定の Web アプリケーションに展開されます。

ソリューション 展開の適用範囲

ProductWorkspace

Web アプリケーション

OrderToCash

Web アプリケーション

CustomerWorkspace

Web アプリケーション

Portal

Web アプリケーション

Starter Services ソリューションを構成するには

  1. [スタート] をクリックし、[すべてのプログラム] をクリックし、[アクセサリ] をクリックします。

  2. [コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。

    管理者としてコマンド プロンプト ウィンドウが開きます。

  3. コマンド プロンプト ウィンドウで、<システム ドライブ>:\Program Files\Duet Enterprise\1.0\ ディレクトリを開きます。

  4. プロンプトで、「DuetConfig.exe /configuresolution “ProductWorkspace” /webappurl http://<ホスト名>」と入力します。

    ここで、<ホスト名> は、Starter Services を構成している Web アプリケーションの完全修飾ドメイン名です。

    BatonHandoffIcon

    展開ワークシート (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205392&clcid=0x411) を使用している場合、この URL はワークシートの表 1 の「Duet Enterprise サイトの Web アプリケーションの URL」行に記載されています。

  5. Enter キーを押します。

    コマンド プロンプト ウィンドウに “ソリューションが正常に構成されました。” と表示されたら、次の手順に進みます。

  6. プロンプトで、「DuetConfig.exe /configuresolution “OrderToCash” /webappurl http://<ホスト名>」と入力します。

    ここで、<ホスト名> は、Starter Services を構成している Web アプリケーションの完全修飾ドメイン名です。

  7. Enter キーを押します。

    コマンド プロンプト ウィンドウに “ソリューションが正常に構成されました。” と表示されたら、次の手順に進みます。

  8. プロンプトで、「DuetConfig.exe /configuresolution “CustomerWorkspace” /webappurl http://<ホスト名>」と入力します。

    ここで、<ホスト名> は、Starter Services を構成している Web アプリケーションの完全修飾ドメイン名です。

  9. Enter キーを押します。

    コマンド プロンプト ウィンドウに “ソリューションが正常に構成されました。” と表示されたら、次の手順に進みます。

  10. プロンプトで、「DuetConfig.exe /configuresolution “Portal” /webappurl http://<ホスト名>」と入力します。

    ここで、<ホスト名> は、Starter Services を構成している Web アプリケーションの完全修飾ドメイン名です。

  11. Enter キーを押します。

    コマンド プロンプト ウィンドウに “ソリューションが正常に構成されました。” と表示されたら、次の手順に進み、Starter Services ソリューションの構成の状態を確認します。

Starter Services ソリューションの構成の状態を確認する

Starter Services ソリューションの構成の状態を確認するには、この手順を実行します。

注意

このセクションの手順を実行するには、次の権限が必要です。

  • Farm Administrators グループのメンバーであること。

  • Windows Administrators グループのメンバーであること。

  • 構成の状態チェックを実行するのに使用するアカウントに、SAPRoles 外部コンテンツ タイプと SAPUsers 外部コンテンツ タイプの両方についてすべてのアクセス許可が付与されている必要もあります。

    BatonHandoffIcon

    展開ワークシート (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205392&clcid=0x411) を使用していて、モデルをインポートした後に状態チェックを実行した場合、ワークシートの表 3 の「セットアップ ユーザー アカウント」行に記載されているユーザー アカウントは、必要なアクセス許可を持っています。

SAPRoles 外部コンテンツ タイプと SAPUsers 外部コンテンツ タイプに対するアクセス許可を確認するには

  1. サーバーの全体管理のサイド リンク バーで、[アプリケーション構成の管理] をクリックします。

  2. [サービス アプリケーション] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。

  3. [種類] 列で、使用する Business Data Connectivity Service アプリケーションをクリックします。

  4. リボンの [操作] グループで、[プロパティ] をクリックします。

  5. [SAPRoles] の横のチェック ボックスをオンにします。

  6. リボンの [オブジェクトの権限の設定] をクリックします。

  7. 構成の状態チェックを実行するのに使用するユーザー アカウントが中央のボックスに表示されていない場合は、上部のボックスにアカウント名を入力し、[追加] をクリックします。それ以外の場合は、手順 8. に進みます。

  8. 中央のボックスで、構成の状態チェックを実行するのに使用するユーザー アカウントを選択し、[権限] ボックス (下部) 内のすべてのチェック ボックスをオンにします。

  9. [OK] をクリックします。

  10. [外部コンテンツ タイプの表示] ページで、[SAPRoles] の横のチェック ボックスをオフにし、[SAPUsers] の横のチェック ボックスをオンにします。

  11. リボンの [オブジェクトの権限の設定] をクリックします。

  12. 構成の状態チェックを実行するのに使用するユーザー アカウントが中央のボックスに表示されていない場合は、上部のボックスにアカウント名を入力し、[追加] をクリックします。それ以外の場合は、手順 8. に進みます。

  13. 中央のボックスで、構成の状態チェックを実行するのに使用するユーザー アカウントを選択し、[権限] ボックス (下部) 内のすべてのチェック ボックスをオンにします。

  14. [OK] をクリックします。

Starter Services ソリューションの構成の状態を確認するには

  1. [スタート] をクリックし、[すべてのプログラム] をクリックし、[アクセサリ] をクリックします。

  2. [コマンド プロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。

    管理者としてコマンド プロンプト ウィンドウが開きます。

  3. コマンド プロンプト ウィンドウで、<システム ドライブ>:\Program Files\Duet Enterprise\1.0\ ディレクトリを開きます。

  4. プロンプトで、「DuetConfig /checkconfiguration」と入力します。

  5. 必要に応じてコマンドに /out <出力ファイル> を追加して、構成レポートが書き込まれる xml ファイルの場所と名前を指定できます。

    ここで、<出力ファイル> は、ファイルの場所とファイル名です。このパラメーターを指定しない場合は、Windows %Temp% 環境変数で指定される場所に出力ファイルが書き込まれます。

  6. Enter キーを押します。

    構成の状態に関する情報が格納される XML ファイルと、ブラウザー内でのレポートの表示の書式設定に使用される XSL ファイルは、Windows %Temp% 環境変数で指定される場所か、/out パラメーターに割り当てた値で指定される場所に作成されます。

  7. “ファイル <ドライブ>:\<パス>\<ファイル名> に構成が正常に書き込まれました" というメッセージが表示されたら、エクスプローラーで、ファイルが書き込まれたフォルダーに移動し、xml ファイルをダブルクリックします。

    ブラウザーに [Duet Enterprise 構成の状態チェック] ページが表示されます。

  8. [Duet Enterprise 構成の状態チェック] ページで、ソリューションの表までスクロールし、各ソリューションの [状態] 列に “Good” ステータスが表示されていることを確認します。

Duet Enterprise サイト テンプレートを使用してサイト コレクションを作成する

Duet Enterprise では 3 つのサイト コレクション テンプレートが提供されます。次の表は、この 3 つのテンプレートを示しています。

テンプレート名 コメント

Duet Enterprise 顧客

CustomerWorkspace ソリューションをサポートするための Web パーツを含むサイト コレクション テンプレート。

Duet Enterprise 製品

ProductWorkspace ソリューションと OrderToCash ソリューションをサポートするための Web パーツを含むサイト コレクション テンプレート。

Duet Enterprise サイト

顧客ソリューションと製品ソリューション (Starter Services ソリューションの一部) に加え、レポート ソリューションとワークフロー ソリューションもサポートする Web パーツを含むサイト コレクション テンプレート。

ヒント

このサイト コレクション テンプレートを使用するには、レポート ソリューション、ワークフロー ソリューション、および Starter Services ソリューションが既に構成されている必要があります。詳細については、以下の箇条書きリストを参照してください。

このセクションでは、Duet Enterprise サイト テンプレートを使用してサイト コレクションを作成する手順について説明します。操作を続ける前に、次のソリューションが構成されていることを確認してください。

Duet Enterprise サイト テンプレートを使用してサイト コレクションを作成するには、次の手順を実行します。

注意

この手順を実行するには、Farm Administrators グループのメンバーである必要があります。

Duet Enterprise サイト テンプレートを使用してサイト コレクションを作成するには

  1. サーバーの全体管理 Web サイトの [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サイト コレクションの作成] をクリックします。

  2. [サイト コレクションの作成] ページの [Web アプリケーション] セクションで、サイト コレクションを作成する Web アプリケーションが選択されていることを確認します。選択されていない場合は、[Web アプリケーションの変更] をクリックし、サイト コレクションを作成する Web アプリケーションをクリックします。

    BatonHandoffIcon

    展開ワークシート (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205392&clcid=0x411) を使用している場合、この URL はワークシートの表 1 の「Duet Enterprise サイトの Web アプリケーションの URL」行に記載されています。

  3. [タイトルと説明] セクションで、サイト コレクションのタイトルと、必要に応じて説明を入力します。

  4. [Web サイトのアドレス] セクションで、URL に使用するパス (たとえば /sites/ などのワイルドカードを使用したパスやルート ディレクトリ (/) など) を選択します。ワイルド カードを使用したパスを選択する場合は、サイトの URL で使用するサイト名も入力する必要があります。

  5. [テンプレートの選択] セクションで、[テンプレートの選択] リストから [Duet Enterprise] タブを選択し、リストから Duet Enterprise サイトを選択します。

  6. [サイト コレクション管理者] セクションで、サイト コレクションの管理者となるユーザーのユーザー名を <ドメイン>\<ユーザー名> の形式で入力します。

  7. [代理のサイト コレクション管理者] セクションで、必要に応じて、サイト コレクションの代理の管理者のユーザー名を入力します。

    サイト コレクションの管理者が不在の場合に誰かがサイト コレクションを管理できるように、サイト コレクションの代理の管理者を指定しておくことをお勧めします。

  8. [OK] をクリックします。

  9. [トップレベル サイトが作成されました] ページで、新しい Duet Enterprise サイト コレクション用に提供される URL をクリックして、新しいサイト コレクションを開きます。

    注意

    この URL は、通常、http://<ホスト名>/sites/<サイト名> の形式です。

    作成したサイト コレクションのトップレベル サイトには、Duet Enterprise サイト (トップレベル サイトの名前)、顧客、製品、レポート センター、およびタスク センターの各サイトのタブが表示されます。

レポート センター サイトで機能がアクティブなことを確認する

レポート センター サイトでサイトレベル機能がアクティブなことを確認するには、この確認手順を実行します。

注意

この手順を実行するには、レポート センター サイトのサイト所有者である必要があります。

サイト機能がアクティブなことを確認するには

  1. ブラウザーで、Duet Enterprise サイト コレクションのトップレベル サイトを開きます。

  2. [レポート センター] タブをクリックして、レポート センターに移動します。

  3. [サイトの操作] メニューで [サイトの設定] をクリックします。

  4. [サイトの設定] ページの [サイトの操作] セクションで、[サイト機能の管理] をクリックします。

  5. Duet Enterprise レポート機能がアクティブなことを確認します。

  6. Duet Enterprise コンテンツ オーガナイザー機能がアクティブなことを確認します。

サイト コレクションへのユーザー アクセスを許可する

ユーザーがサイト コレクションにアクセスできるためには、ユーザーにアクセス許可を付与する必要があります。これは、通常、アクセス許可を子サイトに継承することを許可しているサイト コレクションのトップレベル サイトで行われます。サイトへのアクセス許可をユーザーに付与する方法の詳細については、「ロードマップ: アクセス許可を付与する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=201161&clcid=0x411) を参照してください。

重要

レポート発行元アカウントとワークフロー発行元アカウントに、サイト コレクションのトップレベル サイトへのフル コントロールのアクセス権を付与する必要があります。

BatonHandoffIcon

展開ワークシート (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205392&clcid=0x411) を使用している場合、これらのアカウントはワークシートの表 3 の「レポート発行元アカウント」行と「ワークフロー発行元アカウント」行にそれぞれ記載されています。

OBAFileReciever URL を SAP 管理者に提供する

SAP 管理者が論理ポートを作成してレポート ソリューションをサポートするためには、OBAFileReceiver Web サービス記述言語 (WSDL) ファイルへの URL と、レポート発行元アカウントのユーザー名とパスワードを SAP 管理者に提供する必要があります。

注意

次の手順を実行するには、SharePoint Farm Administrators グループのメンバーである必要があります。

OBAFileReceiver URL を SAP 管理者に提供するには

  1. ブラウザーで、Duet Enterprise サイト コレクションのトップレベル サイトを開きます。

  2. [レポート センター] タブをクリックして、レポート センター サイトに移動します。

  3. ブラウザーのアドレス ボックスで、URL の最後の部分 (default.aspx) を “_vti_bin/OBAFileReceiver.asmx?wsdl” に変更します。

    たとえば、レポート センター サイトの URL が http://contoso/sites/DuetEnterpriseSites/Reports/default.aspx だった場合、URL は http://contoso/sites/DuetEnterpriseSites/Reports/_vti_bin/OBAFileReceiver.asmx?wsdl になります。

  4. URL の先頭の部分を http から https に変更します。

    たとえば、https://contoso/sites/DuetEnterpriseSites/Reports/ _vti_bin/OBAFileReceiver.asmx?wsdl になります。

  5. この URL を SAP 管理者に提供します。

    BatonHandoffIcon

    展開ワークシート (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205392&clcid=0x411) を使用している場合は、この URL をワークシートの表 1 の「レポート用 OBAFileReciever の URL」行に追加します。

  6. レポート発行元アカウントのユーザー名とパスワードを SAP 管理者に提供します。

    BatonHandoffIcon

    展開ワークシート (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205392&clcid=0x411) を使用している場合、このアカウント名とパスワードはワークシートの表 3 の「レポート発行元アカウント」行に記載されています。

ビジネス データ アクションを追加する

Duet Enterprise には、Duet Enterprise サイト内の複数のページに表示される関連リンク Web パーツがあります。この Web パーツは、操作しているページで使用される外部コンテンツ タイプに関係する URL を表示します。関連リンク Web パーツに表示されるリンクを、ビジネス データ アクションといいます。

たとえば、[顧客の照会] ページを操作している場合、既定では、関連リンク Web パーツは、ワークスペースを開くための URL と、価格に関する情報を表示する 2 番目の URL を表示します。次の手順を使用すると、特定の外部コンテンツ タイプについて、ビジネス データ アクションを関連リンク Web パーツに追加できます。

ビジネス データ アクションの URL について

ビジネス データ アクションに割り当てる URL は、www.bing.com など、単純な URL の場合もあれば、1 つ以上のパラメーター プロパティを必要とする URL の場合もあります。通常、SAP システムのコンテンツにアクセスするときに使用する URL (たとえば、SPA レポート テンプレートへの URL) には、パラメーター プロパティが必要です。パラメーター プロパティを伴う URL を使用するビジネス データ アクションを作成するには、このアクションの URL と、この URL のパラメーター プロパティも SAP 管理者から取得する必要があります。

パラメーター プロパティを使用する URL の場合、URL 内の最初のパラメーター プロパティを {0} で置き換え、2 番目のパラメーター プロパティ (該当する場合) を {1} で置き換える必要があります。以降についても同様です。次の手順では、[パラメーターの追加] ボタンを使用して、置き換えが可能なこのようなパラメーターが表すパラメーター プロパティを定義します。

ビジネス データ アクションを追加する

特定の外部コンテンツ タイプにビジネス データ アクションを追加するには、次の手順を実行します。

注意

この手順を実行するには、ファーム管理者である必要があります。

ビジネス データ アクションを追加するには

  1. サーバーの全体管理 Web サイトで、サイド リンク バーの [サーバーの全体管理] をクリックします。

  2. [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。

  3. [名前] 列で、Duet Enterprise で使用している Business Data Connectivity Service アプリケーションのリンクをクリックします。

    BatonHandoffIcon

    展開ワークシート (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205392&clcid=0x411) を使用している場合は、この Business Data Connectivity Service アプリケーションの名前がワークシートの表 1 の「BDC Service の名前」の行に記載されています。

  4. リボンの [表示] グループで、リストから [外部コンテンツ タイプ] を選択します。

  5. [名前] 列で、ビジネス データ アクションを追加する外部コンテンツ タイプをクリックします。

  6. リボンの [アクション] グループで、[追加] をクリックします。

  7. [アクションの追加] ページの [名前] セクションに、この新しいアクションの名前を入力します。

    ヒント

    これが、関連リンク Web パーツに表示される URL の名前になります。

  8. [URL] セクションの [移動先 URL] ボックスに、このビジネス データ アクションで使用する URL を入力します。

    注意

    この URL がパラメーター プロパティを使用する場合は、この記事の「ビジネス データ アクションを追加する」で説明されているように、パラメーターを置き換え可能なパラメーターに置き換える必要があります。

  9. [URL] セクションで、手順 8. で指定した URL を新しい Web ブラウザー インスタンスで開く場合は、[はい] を選択します。

  10. URL にパラメーター プロパティが含まれる場合は、手順 11. に進みます。それ以外の場合は、手順 14. に進みます。

  11. [URL パラメーター] セクションで、[パラメーターの追加] をクリックします。

  12. {0} で表される、URL で使用する 1 番目のパラメーター プロパティを [パラメーター プロパティ] ボックスから選択します。

  13. URL で複数のパラメーター プロパティを使用する場合は、[パラメーターの追加] をクリックし、[パラメーター プロパティ] ボックスからパラメーター プロパティを選択します。指定する追加のパラメーター プロパティごとに、この手順を繰り返します。

  14. [OK] をクリックします。

    作成したビジネス データ アクションが、[外部コンテンツ タイプの表示] ページの [アクション] セクションに表示されます。

作成したビジネス データ アクションの確認

作成したビジネス データ アクションが期待どおりに動作することを確認するには、次の手順を使用します。

ビジネス データ アクションを確認するには

  1. ブラウザーで、関連リンク Web パーツを含み、ビジネス データ アクションを作成した外部コンテンツ タイプも使用するページを開きます。

  2. 作成したビジネス データ アクションの URL が関連リンク Web パーツに表示されます。

    ヒント

    作成したビジネス データ アクションが表示されるまでに、ブラウザーを数回にわたって更新する必要がある可能性があります。

  3. 新しいビジネス データ アクションの URL をクリックして、予期したコンテンツが表示されることを確認します。

タスク センター サイトを準備する

SharePoint Server 2010 を実行しているコンピューターへのワークフロー ソリューションの展開を完了するには、このセクションの手順を実行します。

ワークフロー タスクへのアクセス権をユーザーに付与する

タスクを受信するユーザーをタスク センター (ワークフロー) サイトに追加し、受信するワークフロー タスクへのアクセス許可をユーザーに付与するには、この手順を使用します。ユーザーは個別に追加できます。「プロファイルとロールを同期する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205815&clcid=0x411) の手順をすべて実行した場合は、適切な SAP ロールを追加することによってユーザーのグループを追加できます。

次の手順を実行してワークフローへのアクセス権をユーザーに付与すると、Duet Enterprise では、要求されたユーザーについて認証を行い、SAP ワークフロー要素にアクセスします。

注意

この手順を実行するには、ワークフロー (タスク センター) サイトの Site Owners グループのメンバーである必要があります。

新しいタスクの種類で SAP ワークフロー サイトへのアクセス権をユーザーに付与するには

  1. Duet Enterprise サイト コレクションのトップレベル サイトで、[タスク センター] をクリックします。

  2. [サイトの操作] メニューで [サイトの設定] をクリックします。

  3. [サイトの設定] ページで、[SAP ワークフロー構成] グループの [SAP ワークフロー タスクへのユーザー アクセスの許可] を選択してユーザー アクセス リストを開きます。

  4. [ユーザー アクセス リスト] ページで、リボンの [リスト ツール] グループで、[アイテム] タブをクリックします。

  5. リボンの [新しいアイテム] の横の下矢印をクリックし、[新しいアイテム] をクリックして、ユーザー アクセス リストのプロパティ ダイアログ ボックスを開きます。

  6. [ユーザー アクセス リスト] ダイアログ ボックスで、次の操作を行います。

    1. [タスク名] セクションで、アクセスを許可するタスクの名前をドロップダウン リストから選択します。

    2. [ユーザーの選択] ボックスで、アクセス権を付与するユーザーの名前を入力します。特定の SAP ロールを持つすべてのユーザーにアクセス権を付与する場合は、ロールの名前を入力します。作成したエントリは、[名前の確認] ボタンをクリックして確認できます。名前またはロールを参照するには、[参照] をクリックします。

      注意

      Active Directory ドメイン サービス グループおよび SharePoint グループはサポートされません。

    3. [実施日] ボックスに、ユーザーのアクセスが開始する日付を入力します。カレンダーから日付を選択するには、カレンダー アイコンをクリックします。

    4. 操作が終了したら、[OK] をクリックしてユーザー アクセス リストに戻ります。

ワークフローを再発行する

ワークフロー サイトで使用するワークフローを再発行するには、この手順を使用します。使用する各ワークフローを再発行する必要があります。ワークフローを再発行するには、Microsoft SharePoint Designer 2010 が必要です。Microsoft SharePoint Designer 2010 を取得する方法については、「ハードウェアおよびソフトウェア要件」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205818&clcid=0x411) を参照してください。

注意

この手順を実行するには、ワークフロー サイトのサイト所有者、または、Duet Enterprise サイト コレクションのサイト コレクション管理者である必要があります。

ワークフロー サイト内の SAP ワークフローを構成するには

  1. SharePoint Designer 2010 のサイド リンク バーで、[サイト] をクリックします。

  2. [SharePoint サイトを開く] セクションで、[サイトを開く] をクリックします。

  3. [サイトを開く] ダイアログ ボックスで、[サイト名] ボックスにワークフロー (タスク センター) サイトの完全な URL を入力します。たとえば、「http://<ホスト名>/sites/DuetEnterpriseSites/Tasks/」と入力します。

  4. [開く] をクリックします。

  5. ワークフロー サイトが開いたら、[サイト オブジェクト] ウィンドウで [ワークフロー] をクリックします。

  6. [ワークフロー] タブで、前の手順でワークフロー サイトを作成したときに作成したワークフローを選択します。

  7. リボンの [発行] をクリックします。

OBAWorkflowService WSDL へのアクセス権を SAP 管理者に付与する

ワークフロー サイトが完全に動作するためには、SAP 管理者が、SAP NetWeaver を実行していて、ワークフロー サイトにバインドされているコンピューター上に論理ポートを作成する必要があります。この操作を促進するには、ワークフロー サイトへの最小限の読み取りアクセス許可レベルを SAP 管理者に付与する必要があります。

BatonHandoffIcon

展開ワークシート (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205392&clcid=0x411) を使用している場合、このアカウントはワークシートの表 3 の「ワークフロー発行元アカウント」行に記載されています。

SharePoint サイトへのアクセス許可をユーザーに付与する方法の詳細については、「ロードマップ: アクセス許可を付与する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=201161&clcid=0x411) を参照してください。

OBAWorkflowService WSDL の URL を SAP 管理者に提供する

SAP 管理者が論理ポートを作成してワークフロー ソリューションをサポートするためには、ワークフロー (タスク センター) サイトの OBAWorkflowService Web サービス記述言語 (WSDL) ファイルの URL を SAP 管理者に提供する必要があります。

この URL を SAP 管理者に提供するには、この手順を実行します。

注意

この手順を実行するには、タスク センター サイトの Site Owners グループのメンバー、または、Duet Enterprise サイトのサイト コレクション管理者である必要があります。

OBAWorkflowService WSDL を提供するには

  1. ブラウザーで、Duet Enterprise サイト コレクションのトップレベル サイトを開きます。

  2. [タスク センター] タブをクリックします。

  3. ブラウザーのアドレス ボックスで、URL の最後の部分 (default.aspx) を _vti_bin/obaworkflowservice.asmx?WSDL に変更します。

    たとえば、ワークフロー (タスク センター) サイトの URL が http://contoso/sites/DuetEnterpriseSites/Tasks.aspx の場合、WSDL ページの URL は http://contoso/sites/DuetEnterpriseSites/Tasks/_vti_bin/obaworkflowservice.asmx?WSDL になります。

  4. ブラウザーのアドレス ボックスで、httphttps に変更します。

    たとえば、https://contoso/sites/DuetEnterpriseSites/Tasks/_vti_bin/obaworkflowservice.asmx?WSDL になります。

  5. URL を SAP 管理者に提供します。

    BatonHandoffIcon

    展開ワークシート (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=205392&clcid=0x411) を使用している場合、これをワークシートの表 1 の「ワークフロー用 OBAWorkflowService の URL」行に追加します。