ワークフロー情報を SAP 管理者に渡す (Duet Enterprise)
適用先: Duet Enterprise for Microsoft SharePoint and SAP
トピックの最終更新日: 2010-11-09
SAP 管理者は、ワークフロー サイトを十分に機能させるために、SAP NetWeaver を実行し、かつワークフロー サイトに Web サービスを提供するコンピューターに、論理ポートを作成する必要があります。論理ポートを容易に作成できるように、SAP 管理者には OBAWorkflowService Web サービス記述言語 (WSDL) ファイルへの URL を渡す必要があります。また、WSDL ファイルへのアクセスに使用するサービス アカウントとパスワードを渡す必要もあります。
OBAWorkflowService WSDL への URL を SAP 管理者に渡す
この手順を完了して、OBAWorkflowService WSDL の URL を SAP 管理者に渡します。
OBAWorkflow サービス WSDL の URL を渡すには
ブラウザーで、作成したワークフロー サイトを開きます。
ブラウザーのアドレス ボックスで、URL の最後の部分 (default.aspx) を _vti_bin/obaworkflowservice.asmx?WSDL に変更します。
たとえば、ワークフロー サイトの URL が http://contoso/sites/Workflow/default.aspx の場合、WSDL ページの URL は http://contoso/sites/Workflow/_vti_bin/obaworkflowservice.asmx?WSDL になります。
ブラウザーのアドレス ボックスで、http を https に変更します。
たとえば、https://contoso/sites/Workflow/_vti_bin/obaworkflowservice.asmx?WSDL に変更します。
この URL を SAP 管理者に渡します。
ワークフロー発行元アカウントを渡す
このセクションでは、SAP 管理者が SAP NetWeaver を実行するコンピューターに論理ポートを作成する際に必要となるアカウント名を渡す方法について説明します。
注意
この手順を完了するには、Windows Administrators グループのメンバーである必要があります。
ワークフロー発行元アカウントを渡すには
コマンド プロンプト ウィンドウを開き、「<システムドライブ名>:\program files\Duet Enterprise\1.0」と入力します。
プロンプトで、「notepad DuetConfig.exe.config」と入力し、Enter キーを押します。
次の例は、DuetConfig.config ファイルのワークフロー ノードからの引用です。
<Workflow> <add key="ServiceAccount" value="domain\useraccount" /> </Workflow>
DuetConfig.exe.config ファイルの ServiceAccount キーの値として示されるアカウントが、ワークフロー発行元アカウントです。
このアカウントのアカウント名とパスワードを SAP 管理者に渡します。
注意
また、このアカウントは、ワークフロー サイトのサイト所有者グループのメンバーとして追加されます。SharePoint Server は、ワークフロー サイトの所有者グループのメンバーになっているユーザー アカウントからの要求のみを受け付けます。このアカウントは、SAP システムにプロトコルを送信できる唯一のアカウントでもあります。
DuetConfig.config ファイルを閉じます。