組織のメッセージング レコード管理を完全に無効にする方法

  • [アーティクル]

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-02-13

ここでは、Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、組織のメッセージング レコード管理を完全に無効にする方法について説明します。

組織でメッセージング レコード管理を行わないようにするには、組織の管理されたカスタム フォルダおよび管理された既定フォルダをすべて削除します。この操作が完了すると、メールボックスの保存期間の設定の確認は行われなくなり、これ以降コンテンツが他の場所にジャーナル処理されなくなります。

Active Directory ディレクトリ サービスから管理されたカスタム フォルダをすべて削除すると、フォルダに適用されている管理コンテンツの設定は削除されますが、ユーザーのメールボックスからフォルダは削除されません。代わりに、メッセージング レコード管理のルート フォルダ、管理フォルダ、およびユーザーのメールボックス内にあるすべての管理されたカスタム フォルダは、他のフォルダと同じように、ユーザーが移動や名前の変更、または削除を行うことができる通常の未管理のフォルダに変換されます。

開始する前に

この手順を実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。

  • Exchange 組織管理者の役割

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

Exchange 管理コンソールを使用してメッセージング レコード管理を完全に無効にするには、次の操作を行います。

  1. Exchange 管理コンソールを起動します。

  2. コンソール ツリーで、[組織の構成] を展開し、[メールボックス] をクリックします。

  3. 結果ウィンドウで、[管理されたカスタム フォルダ] タブをクリックします。

  4. 管理フォルダを右クリックし、[削除] をクリックします。

  5. すべての管理フォルダが削除されるまで、手順 3. ～ 4. を繰り返します。

  6. 結果ウィンドウで、[管理フォルダ メールボックス ポリシー] タブをクリックします。

  7. 管理フォルダ メールボックス ポリシーを右クリックし、[削除] をクリックします。

  8. すべての管理フォルダ メールボックス ポリシーが削除されるまで、手順 6. ～ 7. を繰り返します。

  9. 結果ウィンドウで、[管理された既定フォルダ] タブをクリックします。

  10. 手順 4. ～ 8. を繰り返します。

Exchange 管理シェルを使用してメッセージング レコード管理を完全に無効にするには、次の操作を行います。

  1. 次のようなコマンドを実行して、管理されたカスタム フォルダをすべて削除します。

    Remove-ManagedFolder "My Managed Folder"

  2. 次のようなコマンドを実行して、管理フォルダ メールボックス ポリシーをすべて削除します。

    Remove-ManagedFolderMailboxPolicy "My Managed Folder Mailbox Policy"

詳細情報

メッセージング レコード管理の管理と無効化の詳細については、以下のトピックを参照してください。

Exchange 管理シェルで管理フォルダを削除する方法の詳細については、コマンド リファレンスのトピック「Remove-ManagedFolder」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。