Windows Server 2003 フェールオーバー クラスタからノードを削除する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-10-25
ここでは、クラスタ アドミニストレータまたは Cluster.exe を使用して、Windows Server 2003 フェールオーバー クラスタからノードを削除する方法について説明します。クラスタからノードを削除すると、そのノードはクラスタ化メールボックス サーバーをホストできなくなります。Windows Server 2008 フェールオーバー クラスタからノードを削除する手順の詳細については、「Windows Server 2008 フェールオーバー クラスタからノードを削除する方法」を参照してください。
何らかの理由でフェールオーバー クラスタからノードを削除する操作が失敗した場合は、ここに記載されている最後の手順を使用して、クラスタからノードを強制的に削除できます。
開始する前に
開始する前に、既存のクラスタ化されたメールボックス サーバーを別のノードに移動し、削除されるノードから Microsoft Exchange Server 2007 をアンインストールする必要があります。クラスタ化メールボックス サーバーのアンインストールの詳細については、「クラスタ化メールボックス サーバーのアンインストール」を参照してください。
以下の手順を実行するには、削除するノードのローカルの Administrators グループのメンバシップが、使用するアカウントに委任されている必要があります。Exchange 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
クラスタ アドミニストレータを使用して Windows Server 2003 フェールオーバー クラスタからノードを削除するには、次の操作を行います。
クラスタ アドミニストレータ ツールを開きます。
ツリー内のクラスタの名前をダブルクリックします。
クラスタから削除するノードを右クリックし、[クラスタ サービスの停止] をクリックします。サービスを停止させている間、ダイアログ ボックスが表示されます。サービスが停止すると、ノード アイコンに "×" が表示されます。
ノードを再度右クリックし、[ノードの削除] をクリックします。
本当にノードを削除するのかの確認を求めるダイアログ ボックスが表示されます。正しいノードが選択されていることをダイアログ ボックスで確認してから、[はい] をクリックしてノードを削除します。
クラスタ アドミニストレータを使用して Windows Server 2003 フェールオーバー クラスタから最後のノードを削除するには、次の操作を行います。
クラスタ アドミニストレータ ツールを開きます。
ツリー内のクラスタの名前をダブルクリックします。
クラスタから削除するノードを右クリックし、[ノードの削除] をクリックします。
操作が完了すると、クラスタが利用できなくなったことを報告するメッセージが表示されます。
Cluster.exe を使用して Windows Server 2003 フェールオーバー クラスタからノードを削除するには、次の操作を行います。
削除するノードでコマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
次のコマンドを実行して、クラスタ サービスを停止します。
net stop clussvc
クラスタ サービスが停止したら、次のコマンドを実行してノードを削除します。
Cluster <ClusterName> node <NodeName> /evict
注 :
Cluster.exe を使用してクラスタ内の最後のノードを削除する場合、手順 3. のコマンドを実行する前にクラスタ サービスを停止する必要はありません。
Cluster.exe を使用して Windows Server 2003 フェールオーバー クラスタからノードを強制的に削除するには、次の操作を行います。
強制的に削除するノードでコマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
次のコマンドを実行して、クラスタ サービスを停止します。
net stop clussvc
クラスタ サービスが停止したら、次のコマンドを実行してノードを強制的に削除します。
Cluster <ClusterName> node <NodeName> /force
注 :
Cluster.exe を使用してクラスタ内の最後のノードを削除する場合、手順 3. のコマンドを実行する前にクラスタ サービスを停止する必要はありません。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。