ハブ トランスポート サーバーの役割に対する管理者アクセス許可の設定
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2006-09-15
ここでは、Microsoft Exchange Server 2007 ハブ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータを管理するためにユーザーが持っている必要があるアクセス許可の概要について説明します。
ハブ トランスポート サーバーの役割のアクセス許可
ハブ トランスポート サーバーの役割は、Active Directory ディレクトリ サービス ドメインのメンバ サーバーとして展開されます。ハブ トランスポート サーバーは、ドメイン ユーザー アカウントを使用して管理します。Exchange 委任ウィザードまたは Exchange 管理シェルのコマンドを使用して、管理者の役割をユーザーおよびグループに割り当てることができます。
タスクの実行に必要なアクセス許可は、その処理が影響する範囲によって異なります。トランスポート ルールの構成など、全体に影響を与えるタスクもあります。つまり、ルールを一度構成すれば、組織内のすべてのハブ トランスポート サーバーでルールが実施されます。受信者コネクタの構成などのタスクは、サーバーごとに実行されます。つまり、コネクタは指定したサーバーでのみ構成されます。
.gif "important") 重要 : |
|---|
| グローバル設定を適用するには、ハブ トランスポート サーバーに適切なトランスポート エージェントをインストールし、有効にする必要があります。 |
| 重要 : |
|---|
| Exchange サーバー管理者の役割は、サーバーごとに委任されます。ユーザーが管理するサーバーごとに、この役割を委任する必要があります。 |
ハブ トランスポート サーバーを管理するために必要なアクセス許可
表 1 は、ハブ トランスポート サーバーで実行される一般的な管理タスク、および各タスクを正しく完了するために必要な管理の役割の一覧です。この情報で、管理モデルに基づいた役割を委任できます。
表 1 管理タスクおよび管理の役割要件
| タスク | 必要な管理の役割 |
|---|---|
バックアップおよび復元 |
Backup Operators |
エージェントの有効化と無効化 |
Exchange サーバー管理者 |
受信コネクタの構成 |
Exchange サーバー管理者 |
送信コネクタの構成 |
Exchange 組織管理者 |
トランスポート ルールの構成 |
Exchange 組織管理者 |
キューとメッセージの表示 |
Exchange 表示専用管理者 |
キューとメッセージの管理 |
Exchange サーバー管理者 |
エッジ サブスクリプション ファイルの作成 |
Exchange 組織管理者 |
リモート ドメインの構成 |
Exchange 組織管理者 |
承認済みドメインの構成 |
Exchange 組織管理者 |
電子メール アドレス ポリシーの確立 |
Exchange 組織管理者 |
ジャーナリングの構成 |
Exchange 組織管理者 |
詳細情報
詳細については、以下のトピックを参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。