RMS の使用による権利が保護された新しい電子メール機能

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適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2007-11-08

Active Directory Rights Management サービス (AD RMS) と Microsoft Exchange Server 2007 Service Pack 1 (SP1) を使用すると、永続使用ポリシーを通じて情報を保護することで、組織の電子メール準拠戦略の一部を実現できます。永続使用ポリシーは、情報の移動先に関係なく、常に適用されます。AD RMS を使用すると、財務レポート、製品仕様、顧客データ、社外秘のメッセージなどの機密性の高い情報が、意図的に、または不注意によって悪用されることを防止できます。

AD RMS は、Windows Server 2003 ではインストール可能なコンポーネントとして、Windows Server 2008 – X64 では Active Directory Rights Management サービスと呼ばれる統合コンポーネントとして実行されます。

Exchange 2007 SP1 には、Exchange Server クライアントと Microsoft Office Outlook クライアントによってアクセスされる情報の機密性を強化するために AD RMS を使用するエージェントが新たに組み込まれています。AD RMS プレライセンス エージェントを使用すると、Outlook ユーザーは、Information Rights Management (IRM) によって保護された電子メールをオフラインで簡単に開いたり、資格情報を頻繁に求められることなく、モバイル アクセスで電子メールを開いたりすることができます。また、ユーザーが Outlook Web Access または Outlook Anywhere を使用している場合でも、資格情報を頻繁に求められることなく、電子メールにアクセスできます。

AD RMS プレライセンス エージェントは、Exchange 2007 SP1 に含まれています。Exchange 2007 の AD RMS の機能を有効にするには、組織内のすべてのハブ トランスポート サーバーで Exchange 2007 SP1 を実行する必要があります。

AD RMS プレライセンス エージェントの使用

AD RMS プレライセンス エージェントを使用するために、Exchange 管理者は、組織内の AD RMS 管理者と連携して作業する必要があります。

AD RMS 管理者は、次の作業を行う必要があります。

  • AD RMS サーバーまたは AD RMS クラスタを RMS サーバー 1.0 SP2、または Windows Server 2008 – X64 上の Active Directory Rights Management サービスにアップグレードします。

Exchange 管理者は、次の手順に従う必要があります。

  • RMS サーバー 1.0 SP2 または Windows Server 2008 – X64 上の Active Directory Rights Management サービスにアップグレードします。または、ハブ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで Windows RMS クライアント 1.0 SP2 をインストールするか、Active Directory Rights Management サービス クライアントを Windows Server 2008 – X64 にインストールします。

    note注 :
    Windows Server 2008 - X64 には、既定で Active Directory Rights Management サービス クライアントがインストールされています。

  • AD RMS プレライセンス エージェントが有効になっていることを確認します。

詳細情報

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。