Add-ContentFilterPhrase

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2007-06-22

コンテンツ フィルタ エージェント用のカスタム単語を定義するには、Add-ContentFilterPhrase コマンドレットを使用します。カスタム単語は、電子メール メッセージのコンテンツを評価して適切なフィルタ処理を適用するため、管理者がコンテンツ フィルタ エージェントに対して設定する単語または語句です。

構文

Add-ContentFilterPhrase -Phrase <String> -Influence <GoodWord | BadWord> [-Confirm [<SwitchParameter>]] [-DomainController <Fqdn>] [-WhatIf [<SwitchParameter>]]

解説

承認する単語や語句と承認しない単語や語句を識別することによってコンテンツ フィルタ エージェントが Spam Confidence Level (SCL) のレベルを割り当てる方法をカスタマイズするには、最初にカスタム単語を定義する必要があります。

カスタム単語または語句の必須プロパティは、Influence パラメータです。Influence パラメータには、GoodWord または BadWord のいずれかの値を指定します。

Influence 値が GoodWord であるカスタム単語や語句を含むメッセージには、自動的に SCL レベルの 0 が割り当てられるため、ダウンストリームのスパム処理は省略されます。Influence 値が BadWord であるカスタム単語や語句を含むメッセージには、自動的に SCL レベルの 9 が割り当てられるため、Microsoft Exchange Server 2007 で構成したポリシーに従ってスパムとして扱われます。

カスタム単語または語句は、大文字と小文字を自由に組み合わせて指定できます。ただし、コンテンツ フィルタ エージェントがメッセージのコンテンツを評価するときに、大文字と小文字は区別されません。作成可能なカスタム単語または語句の最大数は 800 です。

コンテンツ フィルタ エージェントを変更する方法の詳細については、「Set-ContentFilterConfig」を参照してください。

Add-ContentFilterPhrase コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。

• Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカル Administrators グループ

エッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで Add-ContentFilterPhrase コマンドレットを実行するには、そのコンピュータのローカルの Administrators グループのメンバであるアカウントを使用してログオンする必要があります。

アクセス許可、役割の委任、および Exchange Server 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

パラメータ

入力の種類

戻り値の種類

エラー

例

次のコード例は、BadWord 語句であるカスタム単語として This is a bad phrase を定義する Add-ContentFilterPhrase コマンドを示しています。

Add-ContentFilterPhrase -Phrase:"This is a bad phrase" -Influence:BadWord

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。