接続フィルタを有効にする方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-03-28
ここでは、Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、接続フィルタを有効または無効にする方法について説明します。接続フィルタ エージェントは、Microsoft Exchange Server 2007 エッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで有効にされるスパム対策エージェントです。
接続フィルタ エージェントおよび関連付けられた接続フィルタ機能がコンピュータで有効になっている場合、接続フィルタ エージェントはそのコンピュータのすべての受信コネクタを介して入ってくるメッセージをすべてフィルタ処理します。外部ソースから送信されたメッセージのみがフィルタ処理されます。外部ソースは、認証されていないソースと定義されます。これらは、匿名のインターネット ソースと見なされます。
接続フィルタ エージェントは、次の機能を有効にする基になるトランスポート エージェントです。
- IP 禁止一覧
- IP 許可一覧
- IP 禁止一覧プロバイダ
- IP 許可一覧プロバイダ
これらの機能はすべて別々に有効または無効にすることができます。
接続フィルタ機能を構成する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。
注 : |
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既定では、ハブ トランスポート サーバーでは接続フィルタ エージェントが無効になっています。ハブ トランスポート サーバー上での接続フィルタ エージェントの実行に関する詳細については、「ハブ トランスポート サーバーでスパム対策機能を有効にする方法」を参照してください。 |
開始する前に
エッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで以下の手順を実行するには、そのコンピュータのローカルの Administrators グループのメンバであるアカウントを使用してログオンする必要があります。
また、これらの手順を実行する前に、次のことを確認してください。
- 「スパム対策およびウイルス対策向けの機能」を参照して、組織に対して効率的に連携して機能するように、すべてのスパム対策エージェントを構成する一般的な方法を理解している。
- 「接続フィルタの構成」を読み終えている。
手順
既定では、接続フィルタ機能は、インターネットから入ってくるが認証されていない受信メッセージのため、エッジ トランスポート サーバーで有効になっています。前述のように、接続フィルタ機能を動作させるには、接続フィルタ エージェントを有効にする必要があります。既定では、エッジ トランスポート サーバーでは接続フィルタ エージェントが有効になっています。接続フィルタ エージェントを有効にするには、Enable-TransportAgent コマンドレットを使用し、接続フィルタ エージェントを無効にするには、Disable-TransportAgent コマンドレットを使用します。
Exchange 管理コンソールを使用して接続フィルタ機能を有効または無効にするには、次の操作を行います。
Exchange 管理コンソールで、[エッジ トランスポート] をクリックします。
作業ウィンドウで、[スパム対策] タブをクリックし、以下のいずれか 1 つを選択します。
- [IP 許可一覧]
- [IP 許可一覧プロバイダ]
- [IP 禁止一覧]
- [IP 禁止一覧プロバイダ]
操作ウィンドウで、[有効にする] または [無効にする] をクリックします。
有効または無効にする個々の接続フィルタ データ ストアについて、手順を繰り返します。
Exchange 管理シェルを使用して接続フィルタ機能を有効または無効にするには、次の操作を行います。
IP 許可一覧を有効または無効にするには、次のコマンドを実行します。
Set-IPAllowListConfig -Enabled <$true | $false>
IP 許可一覧プロバイダを有効または無効にするには、次のコマンドを実行します。
Set-IPAllowListProvider -Enabled <$true | $false>
IP 禁止一覧を有効または無効にするには、次のコマンドを実行します。
Set-IPBlockListConfig -Enabled <$true | $false>
IP 禁止一覧を有効または無効にするには、次のコマンドを実行します。
Set-IPBlockListProvider -Enabled <$true | $false>
構文およびパラメータの詳細については、以下のトピックを参照してください。
詳細情報
接続フィルタを構成する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。