新しいストレージ グループのローカル連続レプリケーションを有効にする方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-10-11

ここでは、Exchange 管理コンソールまたは Exchange 管理シェルを使用して、ローカル連続レプリケーション (LCR) を有効にする新しいストレージ グループを作成する方法について説明します。

ストレージ グループで LCR が有効にされると、最初に状態 "Initializing" を報告します。1 つのトランザクション ログ ファイルが生成されると、ストレージ グループは状態 "Initializing" を状態 "Healthy" に変更します。

note注 :
1 つ以上のスタンバイ連続レプリケーション (SCR) ターゲットが含まれるメールボックス サーバー上では LCR を有効にすることができません。SCR ソースとして構成されているメールボックス サーバー上では LCR を有効にすることができますが、LCR ターゲットと SCR ターゲットを同じメールボックス サーバー上で組み合わせることはできません。

開始する前に

次の手順を実行するには、Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループが委任されているアカウントを使用する必要があります。Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

Exchange 管理コンソールを使用して LCR が有効な新しいストレージ グループを作成するには、次の操作を行います。

  1. Exchange 管理コンソールを開きます。

  2. [Microsoft Exchange] を展開し、[サーバーの構成] を展開します。次に、[メールボックス] を選択します。

  3. 結果ウィンドウで、新しいストレージ グループを作成するサーバーを右クリックし、[ストレージ グループの新規作成] 選択します。ストレージ グループの新規作成ウィザードが表示されます。

  4. [ストレージ グループの新規作成] ページの [ストレージ グループ名] ボックスに新しいストレージ グループのの名前を入力します。

  5. [参照] ボタンを使用して、ストレージ グループのログ ファイルとシステム ファイルの場所を指定します。

  6. [このストレージ グループに対するローカル連続レプリケーションを有効にする] チェック ボックスをオンにします。

  7. [参照] ボタンを使用して、ログ ファイルとシステム ファイルのパッシブ コピーの場所を指定し、[新規作成] をクリックします。

  8. 新しいストレージ グループが作成された後、LCR を有効にして、[完了] をクリックします。

Exchange 管理シェルを使用して LCR が有効な新しいストレージ グループを作成するには、次の操作を行います。

  • 次のコマンドを実行します。

    New-StorageGroup -Server <Server> -Name <StorageGroupName> -LogFolderPath <PathforActiveCopyLogFiles> -SystemFolderPath <PathforActiveCopySystemFiles> -HasLocalCopy:$true -CopyLogFolderPath <PathforPassiveCopyLogFiles> -CopySystemFolderPath <PathforPassiveCopySystemFiles>
    

詳細情報

コマンドレットに関する構文およびパラメータの詳細については、「New-StorageGroup」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。