CCR 環境からパッシブ メールボックスの役割を削除する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2010-09-20

ここでは、クラスタ連続レプリケーション (CCR) 環境のノードからパッシブ クラスタ化メールボックスの役割を削除する方法について説明します。パッシブ ノードを削除すると、ノードではクラスタ化メールボックス サーバーをホストできなくなり、ノードから Exchange Server が削除されます。

コマンド ライン バージョンのセットアップ (Setup.com) を使用して、パッシブ クラスタ化メールボックスの役割を削除できます。Exchange Server 2007 SP1 セットアップ ウィザードを使用して、パッシブ クラスタ化メールボックスの役割を削除することもできます。

開始する前に

現在そのノードがクラスタ化メールボックス サーバーをホストしている場合は、この操作を実行できません。

クラスタ内のどのノードが現在クラスタ化メールボックス サーバーをホストしているかを調べます。これを行うには、Get-ClusteredMailboxServerStatus コマンドを実行し、クラスタ化メールボックス サーバーの名前を指定します。

この手順を実行するには、Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループが委任されている必要があります。Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

Setup.com を使用して CCR 環境のノードからパッシブ クラスタ化メールボックスの役割を削除するには、次の操作を行います。

  1. コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

  2. Exchange Server プログラム ファイルのインストール先の下にある bin ディレクトリに移動します。既定では、インストール先は %ProgramFiles%\Microsoft\Exchange Server\bin です。

  3. 次のコマンドを実行します。

    Setup /mode:uninstall
    
  4. セットアップが完了したら、ノードを再起動します。

  5. ノードが再起動されたら、Exchange Server インストール フォルダとサブフォルダから残りのすべてのファイルとフォルダを削除します。また、%SystemDrive%\ExchangeSetupLogs のフォルダとサブフォルダも削除できます。

Exchange Server 2007 SP1 のセットアップ ウィザードを使用して、CCR 環境のノードからパッシブ クラスタ化メールボックスの役割を削除するには、次の操作を行います。

  1. アクティブ ノードで Windows コントロール パネルを開き、[プログラムの追加と削除] (Windows Server 2003) または [プログラムと機能] (Windows Server 2008) に移動します。

  2. [Microsoft Exchange Server 2007] を選択し、[削除] (Windows Server 2003) または [アンインストール] (Windows Server 2008) をクリックします。

  3. Exchange Server 2007 SP1 セットアップ ウィザードが Exchange 保守モードで起動します。[次へ] をクリックします。

  4. [サーバーの役割の選択] ページで、[パッシブ クラスタ化メールボックスの役割] および [管理ツール] チェック ボックスをオフにし、[次へ] をクリックします。

  5. [インストールの前提条件の確認] ページには、確認が行われるたびに状態が表示されます。確認が正常に完了したら、[アンインストール] をクリックします。

  6. [進行状況] ページに、実行される手順が表示されます。これらの手順の処理について進行状況が表示されます。また、各手順が完了すると、完了の状態が表示されます。すべての手順が正常に完了し、[完了] ページが表示されたら、[終了] をクリックします。

  7. [プログラムの追加と削除] (Windows Server 2003) または [プログラムと機能] (Windows Server 2008) を終了し、ノードを再起動して削除を完了します。

  8. ノードが再起動されたら、Exchange Server インストール フォルダとサブフォルダから残りのすべてのファイルとフォルダを削除します。また、%SystemDrive%\ExchangeSetupLogs のフォルダとサブフォルダも削除できます。

詳細情報

Get-ClusteredMailboxServerStatus コマンドレットの詳細については、「Get-ClusteredMailboxServerStatus」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。