代替ジャーナリング メールボックスを構成する方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-02-09
ここでは、Exchange 管理シェルを使用して、Microsoft Exchange Server 2007 組織の代替ジャーナリング メールボックスを構成する方法について説明します。
開始する前に
既定では、Exchange 2007 でジャーナル ルールに基づいて構成されたジャーナリング メールボックスが利用できなくなった場合、そのジャーナリング メールボックスに送信されたジャーナル レポートは拒否され、配信のために再送信されます。ジャーナル レポートが元の送信者に返されることはありません。ただし、拒否されたジャーナル レポートを配信キューに残さないようにする場合は、このトピックの手順を使用して、元のジャーナリング メールボックスが利用可能になるまでジャーナル レポートの配信を受け付ける代替のジャーナリング メールボックスを構成します。
代替ジャーナリング メールボックスを構成すると、使用できないジャーナリング メールボックスに配信のために送信されるジャーナル レポートだけが、代替ジャーナリング メールボックスにリダイレクトされます。代替ジャーナリング メールボックスを有効にしたときに既に配信が失敗しているジャーナル レポートはリダイレクトされません。
注意 : |
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代替ジャーナリング メールボックスを構成した場合は、そのメールボックスが使用不可にならないように監視する必要があります。代替ジャーナリング メールボックスが利用できなくなり、ジャーナル レポートが拒否された場合、その拒否されたジャーナル レポートは失われ、取り戻すことはできません。代替ジャーナリング メールボックスを使用するかどうかを判断する場合、および代替のジャーナリング メールボックスの構成方法を決定する場合には、このリスクを考慮してください。 |
重要 : |
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代替ジャーナリング メールボックスを構成すると、Exchange 2007 組織全体に適用されます。どのジャーナリング メールボックスが拒否したジャーナル レポートも、同じ代替ジャーナリング メールボックスにリダイレクトされます。 |
ジャーナリングの詳細については、「ジャーナリングの概要」を参照してください。
ジャーナル レポートを管理する方法の詳細については、「ジャーナル レポートを管理する方法について」を参照してください。
以下の手順を実行するには、使用するアカウントに次の役割が委任されている必要があります。
- Exchange 組織管理者の役割
Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
拒否されたジャーナル レポートが代替ジャーナリング メールボックスにリダイレクトされるように Exchange を構成するには、Exchange 2007 組織内の既存のメールボックスの SMTP (簡易メール転送プロトコル) アドレスを指定する必要があります。
Exchange 管理シェルを使用して、拒否されたジャーナル レポートを代替ジャーナリング メールボックスにリダイレクトするには、次の操作を行います。
代替ジャーナリング メールボックスとして使用する新しいメールボックスを作成します。新しいメールボックスを作成する方法については、「新しいユーザーのメールボックスを作成する方法」を参照してください。
認証された送信者のみがジャーナル レポートを送信できるように新しいメールボックスを構成します。ジャーナリング メールボックスを構成する方法については、「ジャーナリング メールボックスを構成する方法」を参照してください。
次のコマンドを実行します。
Set-TransportConfig -JournalingReportNdrTo alternatemailbox@contoso.com
拒否されたジャーナル レポートを代替ジャーナリング メールボックスにリダイレクトする必要がなくなった場合は、そのメールボックスの SMTP アドレスを削除する必要があります。代替のジャーナリング メールボックスの SMTP アドレスを削除すると、拒否されたジャーナル レポートは、配信が成功するまで配信キューに保持されます。
Exchange 管理シェルを使用して、代替ジャーナリング メールボックスへのジャーナル レポートのリダイレクトを停止し、ジャーナリング メールボックスが利用可能になるまでジャーナル レポートを配信キューに入れておくには、次の操作を行います。
次のコマンドを実行します。
Set-TransportConfig -JournalingReportNdrTo "<>"
構文およびパラメータの詳細については、「Set-TransportConfig」を参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。