UM が有効なユーザーのために自動音声認識を構成する方法

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2009-04-08

ここでは、Exchange 管理コンソールおよび Exchange 管理シェルを使用して、ユニファイド メッセージング (UM) が有効な Microsoft Exchange Server 2007 の受信者に対して自動音声認識 (ASR) を構成する方法について説明します。Outlook Voice Access ユーザーのメールボックスで ASR が有効になると、ユーザーは音声コマンドを使用してメールボックス メニューを操作できます。ASR が無効になっている場合、ユーザーはデュアル トーン多重周波数 (DTMF) (タッチトーンとも呼ばれます) 入力を使用してメールボックス メニューを操作する必要があります。ASR が無効な場合に音声コマンドを使用すると、音声コマンドは無視され、システムは DTMF が入力されるまで待機します。ただし、音声認識が有効な Outlook Voice Access を使用しているユーザーは、内線番号や PIN を入力する際、または個人用オプションを構成する際に、必ず電話のキーパッドを使用する必要があります。ユーザーが構成できる個人用オプションには、ボイス メールによる案内応答の録音、PIN の変更、ローカル タイム ゾーンの変更などがあります。

important重要 :
Outlook Voice Access ユーザーの ASR が動作するようにするためには、Office Outlook Web Access で構成されている言語に ASR のサポートが含まれている必要があります。現在、ASR は英語でのみ利用できますが、今後のリリースで他の言語による ASR サポートの提供が計画されています。

開始する前に

以下の手順を実行するには、使用するアカウントに Exchange 受信者管理者の役割が委任されている必要があります。

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

また、これらの手順を実行する前に、次のことを確認してください。

  • Exchange 受信者が Exchange 2007 メールボックスを持っている。
  • Exchange 2007 受信者が UM を使用できるようになっている。
  • UM ダイヤル プランが作成されている。
  • UM メールボックス ポリシーが作成されている。
  • 定義された UM ダイヤル プランでは、UM ユーザーに割り当てられた内線番号が有効である。

手順

Exchange 管理コンソールを使用して UM が有効なユーザーの ASR を構成するには、次の操作を行います。

  1. Exchange 管理コンソールのコンソール ツリーで、[受信者の構成] ノードを展開します。

  2. 結果ウィンドウで、表示するユーザーのメールボックスを選択します。

  3. 操作ウィンドウで、[プロパティ] をクリックします。

  4. [メールボックスの機能] タブで、[ユニファイド メッセージング] をクリックし、[プロパティ] をクリックします。

  5. [ユニファイド メッセージングのプロパティ] ページで、[自動音声認識を有効にする] を選択します。

  6. [OK] をクリックして、変更内容を適用します。

Exchange 管理シェルを使用して UM が有効なユーザーの ASR を構成するには、次の操作を行います。

  • 次のコマンドを実行します。

    Set-UMMailbox -Identity tony@contoso.com -AutomaticSpeechRecognitionEnabled <$true | $false>
    

構文およびパラメータの詳細については、「Set-UMMailbox」を参照してください。

詳細情報

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。