ディスク使用の確認

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-01-16

ハードディスク ドライブは Exchange 組織の重要なコンポーネントです。ディスク ボリュームに十分な空き領域がないと、オペレーティング システムと Exchange データベースのどちらも正常に機能しません。ディスク領域が不足しないようにするため、また、必要に応じてストレージ リソースを追加できるように準備するため、Exchange ストアに関する日々の統計を監視する必要があります。Microsoft Exchange Information Store サービスでハード ドライブの領域が不足すると、問題が発生したことを示すイベント ID 1113 がアプリケーション イベント ログに記録されます。Windows Server 2003 におけるディスクおよびデータの管理の詳細については、Windows Server 2003 のドキュメントを参照してください。

ディスク領域の確認

Exchange Server では、ハード ディスクにデータベースおよびトランザクション ログを保存するための領域が必要です。空きディスク領域は以下の方法で確認できます。

  • Windows エクスプローラ   Windows エクスプローラを使用して、Exchange のログおよびデータベースを保存しているボリュームのディスク領域を確認します。ストレージ リソースが不足して Microsoft Exchange Information Store サービスに悪影響を及ぼさないようにするため、定期的にディスク領域を確認する必要があります。Exchange の各ボリュームの使用可能なディスク領域と、データベースおよびトランザクション ログ ファイルの予測される増加量を比較し、その統計情報に常に注意を払うことによって、ストレージ領域の計画や、ストレージ リソースが必要になったときの追加を考慮するのに役立ちます。トラブルシューティングや障害回復に対応できるようにするため、使用可能なボリュームの空き領域は、データベースのサイズの 110% 以上を確保しておくことをお勧めします。
  • スクリプトの実行   ハード ディスクの領域が 100 MB 未満になった場合に警告メッセージが送信されるようにするスクリプトを実行してディスク領域を監視します。TechNet スクリプト センターにサンプル スクリプトが用意されています (このサイトは英語の場合があります)。
  • Microsoft Operations Manager の使用   Microsoft Operations Manager (MOM) を使用して、ボリュームの領域が逼迫した場合に管理者に警告が通知されるようにすることができます。詳細については、「Microsoft Operations Manager 2005 SP1 用 Exchange 2007 管理パック」を参照してください。

詳細情報

その他の重要な毎日の運用作業の詳細については、「毎日のタスク」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。