同じサーバー名を維持して Exchange 2007 ユニファイド メッセージング サーバーを新しいハードウェアに移動する方法

  • [アーティクル]

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1, Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2007-08-09

ここでは、同じサーバー名を維持して Microsoft Exchange Server 2007 ユニファイド メッセージング サーバーを新しいハードウェアに移動する方法について説明します。

開始する前に

Exchange 2007 ユニファイド メッセージング サーバーを新しいハードウェアに移動するには、使用するアカウントに Exchange 組織管理者の役割が委任されている必要があります。アクセス許可、役割の委任、および Exchange 2007 を管理するために必要な権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

ユニファイド メッセージング サーバーにバックアップする必要がある内容について説明している「ユニファイド メッセージング サーバーのデータ」を参照して、以下の手順で失われる可能性があるカスタム設定がないことを確認してください。

手順

同じサーバー名を維持して Exchange 2007 ユニファイド メッセージング サーバーを新しいハードウェアに移動するには、次の操作を行います。

  1. ユニファイド メッセージング カスタム オーディオ プロンプトを以前に変更した場合は、バックアップします。カスタム オーディオ プロンプトのバックアップおよび復元の詳細については、「ユニファイド メッセージング サーバーのデータ」を参照してください。

  2. 既存の Exchange 2007 サーバーをシャットダウンします。

  3. 既存の Exchange 2007 サーバーのコンピュータ アカウントをリセットします。そのためには、以下の手順を実行します。

    1. Active Directory ユーザーとコンピュータを使用して、移動する既存の Exchange 2007 サーバーのコンピュータ アカウントを見つけます。次に、そのコンピュータ アカウントを右クリックし、[アカウントのリセット] をクリックします。

    2. 新しいコンピュータをオンラインにし、新しいコンピュータが既存の Exchange 2007 サーバーにインストールされているものと同じオペレーティング システムを実行していることを確認します。

      note注 :
      新しいサーバーを最初にオンラインにする場合は、新しいサーバーがネットワーク上で一意のコンピュータ名を持つようにしてください。

    3. 新しいサーバーの名前を置き換える元のサーバーと同じ名前に変更し、このコンピュータをドメインに追加します。

      note注 :
      新しいサーバーをドメインに追加する前に、元のコンピュータ アカウントをドメインから削除しないでください。また、元の Exchange 2007 サーバーも削除しないでください。

  4. Exchange 2007 データが格納されていたドライブについて、新しいサーバー上のドライブ文字を、古いサーバーの構成に対応または一致するように構成します。復元されたデータを格納するのに十分な領域があることを確認します。

  5. 以下のパラメータを指定して Exchange 2007 のセットアップを実行します。

    Setup.com /M:RecoverServer
    note注 :
    Setup.com /M:RecoverServer の実行の詳細については、「Setup /M:RecoverServer について」を参照してください。

  6. セットアップ プログラムが完了したら、既存のサーバーにインストールされていた Exchange 2007 Service Pack をインストールします。

  7. 既存のサーバーにインストールされていた Exchange 2007 Service Pack 以降の修正プログラムをインストールします。

  8. カスタム オーディオ プロンプトを復元します。

    note注 :
    Exchange 2007 サーバーの IP アドレスが変わる場合、Web インターフェイスを使用して、ユニファイド メッセージング サーバーの新しい IP アドレスを IP ゲートウェイに追加する必要があります。これにより、IP ゲートウェイとユニファイド メッセージング サーバーの通信が可能になります。また、証明書ベースの認証を使用している場合は、DNS のホスト レコードをユニファイド メッセージング サーバーの正しい IP アドレスに変更する必要があります。自己署名入りの証明書を使用している場合は、ユニファイド メッセージング サーバーと IP ゲートウェイの適切な証明書をインポートおよびエクスポートする必要があります。

詳細情報

Exchange 2007 を実行しているサーバーの移行の詳細については、「新しいハードウェアに移動した Exchange Server のサーバー名を維持する」を参照してください。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。