Add-IPBlockListEntry (RTM)
適用先: Exchange Server 2007
トピックの最終更新日: 2007-06-06
Add‑IPBlockListEntry コマンドレットを使用して、コマンドを実行するコンピュータで接続フィルタを構成するために、IP 禁止一覧の構成情報に IP アドレスまたは IP アドレスの範囲を追加します。ユーザーは、ハブ トランスポート サーバーの役割またはエッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで管理者の権利を持っている必要があります。
構文
Add-IPBlockListEntry -IPRange <IPRange> [-ExpirationTime <DateTime>]
Add-IPBlockListEntry -IPAddress <IPAddress> [-ExpirationTime <DateTime>]
解説
Add‑IPBlockListEntry コマンドレットの実行時に IPAddress パラメータを指定しなかった場合は、Exchange 管理シェルによってパラメータの入力を求められます。IPAddress パラメータまたは IPRange パラメータは必須です。
Add-IPBlockListEntry コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。
- Exchange サーバー管理者の役割および対象サーバーのローカル Administrators グループ
エッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピュータで Add‑IPBlockListEntry コマンドレットを実行するには、そのコンピュータのローカルの Administrators グループのメンバであるアカウントを使用してログオンする必要があります。
Microsoft Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
パラメータ
パラメータ | 必須かどうか | 種類 | 説明 |
---|---|---|---|
IPAddress |
必須 |
System.Net.IPAddress |
IP 禁止一覧に追加する単一の IP アドレスを指定できます。たとえば、「 |
IPRange |
必須 |
Microsoft.Exchange.Data.IPRange |
IP アドレスを次の形式で IP 禁止一覧に追加できます。
|
ExpirationTime |
省略可能 |
System.DateTime |
作成する IP 禁止一覧のエントリの有効期限が切れる日付と時刻を指定できます。時刻のみを指定して日付を指定しなかった場合は、現在の日付と見なされます。特定の日付を入力する場合は、ローカル コンピュータで構成されている [地域のオプション] の設定で定義されている短い形式を使用します。たとえば、コンピュータが短い形式の mm/dd/yyyy hh:mm:ss を使用するように構成されている場合、有効期限の時刻を 2007 年 1 月 3 日午前 11 時に設定するには、 |
入力の種類
戻り値の種類
エラー
エラー | 説明 |
---|---|
|
例
次のコード例は、Add‑IPBlockListEntry コマンドレットを使用して、このコマンドが実行されるコンピュータの IP 禁止一覧に IP アドレスの範囲を追加する方法を示しています。2 番目の例は、同じ IP 禁止一覧のエントリの有効期限を 2007 年 1 月 3 日の午後 11 時 59 分に設定しています。
Add-IPBlockListEntry -IPRange:192.168.0.1/24
Add-IPBlockListEntry -IPRange:192.168.0.1/24 -ExpirationTime "1/3/2007 23:59"
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。