Set-UMMailbox (RTM)

  • [アーティクル]

 

適用先: Exchange Server 2007

トピックの最終更新日: 2008-03-12

Set-UMMailbox コマンドレットは、現在 UM が有効なユーザーのユニファイド メッセージング (UM) プロパティを設定します。

構文

Set-UMMailbox -Identity <MailboxIdParameter> [-AllowUMCallsFromNonUsers <None | SearchEnabled>] [-AnonymousCallersCanLeaveMessages <$true | $false>] [-AutomaticSpeechRecognitionEnabled <$true | $false>] [-CallAnsweringAudioCodec <G711 | Wma | Gsm>] [-DisplayName <String>] [-DomainController <Fqdn>] [-FaxEnabled <$true | $false>] [-MissedCallNotificationEnabled <$true | $false>] [-Name <String>] [-OperatorNumber <String>] [-SubscriberAccessEnabled <$true | $false>] [-TUIAccessToAddressBookEnabled <$true | $false>] [-TUIAccessToCalendarEnabled <$true | $false>] [-TUIAccessToEmailEnabled <$true | $false>] [-UMMailboxPolicy <MailboxPolicyIdParameter>]

Set-UMMailbox [-AllowUMCallsFromNonUsers <None | SearchEnabled>] [-AnonymousCallersCanLeaveMessages <$true | $false>] [-AutomaticSpeechRecognitionEnabled <$true | $false>] [-CallAnsweringAudioCodec <G711 | Wma | Gsm>] [-DisplayName <String>] [-DomainController <Fqdn>] [-FaxEnabled <$true | $false>] [-Instance <UMMailbox>] [-MissedCallNotificationEnabled <$true | $false>] [-Name <String>] [-OperatorNumber <String>] [-SubscriberAccessEnabled <$true | $false>] [-TUIAccessToAddressBookEnabled <$true | $false>] [-TUIAccessToCalendarEnabled <$true | $false>] [-TUIAccessToEmailEnabled <$true | $false>] [-UMMailboxPolicy <MailboxPolicyIdParameter>]

解説

Set-UMMailbox コマンドレットを使用すると、UM が有効なユーザーに関連付けられている UM プロパティを設定できます。ユーザーの UM プロパティの多くはユーザーのメールボックスに格納されますが、Active Directory に格納されるユーザーの UM プロパティもあります。このコマンドレットでは、Identity パラメータまたは Instance パラメータを使用して個別に UM プロパティを設定できます。

Set-UMMailbox コマンドレットを実行するには、使用するアカウントに次の権限が委任されている必要があります。

  • Exchange 受信者管理者の役割

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

パラメータ

パラメータ 必須かどうか 種類 説明

Identity

必須

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.MailboxIdParameter

このパラメータには、ユニファイド メッセージングを有効にするユーザーを指定します。このパラメータの変数は以下のとおりです。

  • ADObjectID
  • GUID
  • DN
  • Domain\Account
  • UPN
  • LegacyExchangeDN
  • SmtpAddress
  • Alias

Instance パラメータを使用しない場合は、このパラメータが必要になります。

AllowUMCallsFromNonUsers

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.Recipient.AllowUMCallsFromNonUsersFlags

このパラメータには、メールボックスをディレクトリ検索の対象から除外するかどうかを指定します。

AnonymousCallersCanLeaveMessages

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、呼び出し ID なしで転送された呼び出しがメッセージを残せるようにするかどうかを指定します。

AutomaticSpeechRecognitionEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、ユーザーがメールボックスにログオンするときに自動音声認識を使用できるかどうかを指定します。ユーザーが Outlook Web Access の [オプション] で選択した言語に ASR サポートがある場合、このパラメータは、$true にのみ設定することができます。

CallAnsweringAudioCodec

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.SystemConfiguration.AudioCodecEnum

このパラメータには、通話応答メッセージに使用するオーディオ コーデックを指定します。ユーザーのメールボックス用の既定値は、UM ダイヤル プランに構成されているオーディオ コーデックです。

DisplayName

省略可能

System.String

このパラメータには、ユーザーの表示名を指定します。

DomainController

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Fqdn

この構成の変更を Active Directory ディレクトリ サービスに書き込むドメイン コントローラの完全修飾ドメイン名を指定するには、コマンドレットに DomainController パラメータを含めます。

FaxEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、ユーザーが着信 FAX を受信できるかどうかを指定します。

Instance

省略可能

Microsoft.Exchange.Data.Directory.Management.UMMailbox

Instance パラメータには、オブジェクト入力パラメータを指定します。Identity パラメータを使用しない場合は、Instance パラメータが必要になります。

MissedCallNotificationEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、不在着信通知を送信するかどうかを指定します。

Name

省略可能

System.String

このパラメータには、ユーザーの表示名を指定します。表示名は最大 64 文字です。

OperatorNumber

省略可能

System.String

このパラメータには、個人オペレータの数字列を指定します。

SubscriberAccessEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、ユーザーに個別のメールボックスへのサブスクライバ アクセスを許可するかどうかを指定します。このパラメータを $true に設定すると、ユーザーは、認証を受けた後に電話でボイス メールを取得できます。

TUIAccessToAddressBookEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、ユーザーが電話でディレクトリおよび連絡先情報にアクセスできるかどうかを指定します。

TUIAccessToCalendarEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、ユーザーが電話で個別の予定表にアクセスできるかどうかを指定します。

TUIAccessToEmailEnabled

省略可能

System.Boolean

このパラメータには、ユーザーが電話で個別の電子メールにアクセスできるかどうかを指定します。

UMMailboxPolicy

省略可能

Microsoft.Exchange.Configuration.Tasks.MailboxPolicyIdParameter

このパラメータには、UM が有効なユーザーのメールボックスに関連付けられている UM メールボックス ポリシーを指定します。

入力の種類

種類 説明

 

 

戻り値の種類

種類 説明

 

 

エラー

エラー 説明

 

 

例

最初の例では、yanli@contoso.com のセカンダリ アドレスと UM ダイヤル プランを変更します。

2 番目の例では、Outlook Voice Access を使用しているときに、ユーザーが予定表と電子メールにアクセスできないようにします。

3 番目の例では、yanli@contoso.com の UM メールボックスのプロパティを変更します。

Set-UMMailbox -Identity yanli@contoso.com

Set-UMMailbox -Identity yanli@contoso.com -TUIAccessToCalendarEnabled $false -TUIAccessToEmailEnabled $false

Set-UMMailbox -Identity yanli@contoso.com -UMMailboxPolicy MyUMMailboxPolicy -FaxEnabled $true

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。