スケジュールされたタスクをウィザードが実行しているとき、Exchange 管理コンソールを閉じることができない
トピックの最終更新日: 2007-09-24
ここでは、Exchange 管理コンソールのウィザードではなく、Exchange 管理シェルの At コマンドを使用してタスクをスケジュールする方法について説明します。
Exchange 管理コンソールでは、いくつかのウィザードに対してスケジュールを設定し、タスクの実行時刻を遅らせることができます。ただし、ウィザードでスケジュールを設定した場合、タスクが完了するまで Exchange 管理コンソールを閉じることができません。次のウィザードに対してスケジュールを設定できます。
- アドレス一覧の適用ウィザード
- アドレス一覧の編集ウィザード
- アドレス一覧の新規作成ウィザード
- 電子メール アドレス ポリシーの適用ウィザード
- 電子メール アドレス ポリシーの編集ウィザード
- 電子メール アドレス ポリシーの新規作成ウィザード
- メールボックスの移動ウィザード
ウィザードが開いている間に Exchange 管理コンソールを閉じようとすると、次のエラーが発生します。
Exchange 管理コンソールを閉じる前にすべてのダイアログ ボックスを閉じてください。
次の図に示すように、タスクは将来のある時点で実行するようにスケジュールされます。Exchange 管理コンソールを閉じる唯一の方法は、タスクを取り消すことです。
解決方法
この問題を解決するには、Exchange 管理シェルの At コマンドを使用してタスクをスケジュールします。これにより、Exchange 管理コンソールを開いたままにできない場合でも、タスクはスケジュールどおりに実行されます。
開始する前に
この手順を実行するには、使用するアカウントに以下のアクセス許可が委任されている必要があります。
- Exchange 組織管理者の役割および対象サーバーのローカルの Administrators グループ
手順
Exchange 管理シェルの At コマンドを使用してタスクをスケジュールするには、次の操作を行います。
At コマンドを使用してアドレス一覧 Marketing を適用する時刻をスケジュールするには、次のコマンドを実行します。
At 16:00 /interactive powershell.exe -noexit -psconsolefile "C:\Program Files\Microsoft\Exchange Server\Bin\exshell.psc1" -command "Update-AddressList -Identity Marketing"
注 : exshell.psc1 のパスは、Microsoft Exchange がインストールされた場所によって異なります。コマンドを実行する前に、Exchange のインストール場所を確認してください。
詳細情報
Exchange 管理シェルを使用する方法の詳細については、「Exchange 管理シェルの使用」を参照してください。
詳細については、以下のトピックを参照してください。
- アドレス一覧を適用する方法
- アドレス一覧を編集する方法
- アドレス一覧を作成する方法
- 電子メール アドレス ポリシーを適用する方法
- 電子メール アドレス ポリシーを編集する方法
- 電子メール アドレス ポリシーを作成する方法
- メールボックスの移動
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。