ユーザーが遠隔地から Exchange 2007 クライアント アクセス サーバーに接続すると、断続的に資格情報の入力を求められることがある
トピックの最終更新日: 2008-11-12
ここでは、Microsoft Exchange Server 2007 クライアント アクセス サーバーがリバース プロキシ環境に展開されているときに発生することがある認証の問題を回避する方法について説明します。
Microsoft Internet Security and Acceleration (ISA) Server 2006 の背後に Exchange 2007 クライアント アクセス サーバーを公開した場合、Microsoft Office Outlook 2007 を使用して遠隔地から自分のメールボックスにアクセスするユーザーは断続的に資格情報の入力を求められることがあります。
この問題は、Outlook が Exchange サーバーと接続できなくなったときに発生します。クラスタ化メールボックス サーバーがフェールオーバーするか、ユーザーのインターネット接続の信頼性が低い場合、高可用性環境でこの問題が発生することがあります。Outlook で Exchange キャッシュ モードの使用が構成されている場合でも、この動作は発生します。
原因
Outlook が Exchange 2007 と接続できなくなった場合、Outlook 2007 はユーザーと Outlook に対する自動検出設定に構成された接続方法にフォールバックします。
注 : |
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インターネット経由で Outlook Anywhere 機能を使用するには、自動検出に Outlook Anywhere URL を構成する必要があります。Outlook Anywhere URL は ISA Server の外部インターフェイスにある Web リスナを指す必要があります。 |
基本認証が自動検出設定に構成され、ISA Server の Web リスナに対して構成されている場合、Outlook が Exchange サーバーと接続できなくなると、Outlook 2007 は基本認証にフォールバックします。このシナリオでは、メールボックスに再接続するため、ユーザーは Outlook 2007 によって資格情報の入力が求められます。
解決方法
ISA Server 2006 の背後で公開された Exchange 2007 と共に Outlook Anywhere を使用する環境でユーザーがシームレスに操作できるようにするには、ISA Server の Web リスナで統合認証を使用する必要があります。
注 : |
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ISA Server の Web リスナで統合認証を使用するには、ISA Server が Exchange サーバーと同じ Active Directory ドメイン サービス フォレストにあることが必要です。 |
詳細情報
Outlook Anywhere の認証と自動検出を構成する方法の詳細については、以下のトピックを参照してください。
- Outlook Anywhere の認証を構成する方法
- Outlook Anywhere のセキュリティの管理
- White Paper: Exchange 2007 Autodiscover Service (英語)
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。