送信者権限を持たないユーザーが Exchange 2007 メールボックスから会議出席依頼を送信できる

 

トピックの最終更新日: 2009-01-09

ここでは、"送信者" アクセス許可が割り当てられていないユーザーが別の Microsoft Exchange Server 2007 ユーザーとして会議出席依頼を送信できる理由について説明します。

次のシナリオについて考えます。

  • Exchange 2007 メールボックス (メールボックス A) はユーザー A が所有しています。
  • ユーザー B はメールボックス A にアクセスできます。しかし、ユーザー B にはユーザー A に対する "送信者" 権限はありません。

このシナリオでは、ユーザー B がメールボックス A にログオンした場合、予期されるとおり、ユーザー B は電子メール メッセージを送信できません。しかし、ユーザー B は会議出席依頼は正しく送信できます。

ユーザー B はユーザー A に対する "送信者" 権限がないため、ユーザー B がこのメールボックスから会議出席依頼を送信しようとするとエラー メッセージが表示されることが予期されます。

この動作が発生するのは、Microsoft Exchange Information Store サービスでは、予定表アイテムに関する操作について "送信者" を検証しないためです。

詳細情報

これは Exchange 2007 の予期されている動作です。この動作は、組織内で会議室などのリソースを共有するために役立ちます。たとえば、管理者のアシスタントが組織の会議室を管理しているとします。この会議室で会議をスケジュールするため、管理者のアシスタントは会議室に割り当てられたメールボックス アカウントを使用して会議出席依頼を送信する必要があります。この依頼への返信は、管理者のアシスタントのメールボックスにではなく、会議室のメールボックスに送信されます。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。