Microsoft Exchange System Attendant サービスが起動しない
トピックの最終更新日: 2008-12-17
ここでは、Microsoft Exchange Server 2007 を実行しているコンピュータで Microsoft Exchange System Attendant サービスが起動しないときに発生する問題を解決する方法について説明します。この問題を解決するには、ADSI Edit ツールを使用して、スキーマ パーティションのアクセス許可を変更する必要があります。
この問題は、スキーマ パーティションが [Authenticated Users] グループに対して誤ったアクセス許可を保持している場合に発生する可能性があります。
解決方法
この問題を解決するには、以下の手順を実行します。
ADSI Edit ツールを起動します。これを行うには、[スタート] ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行] をクリックします。次に、「adsiedit.msc」と入力し、[OK] をクリックします。
注 : 既定では、ADSI Edit ツールは Windows Server 2008 にインストールされています。Windows Server 2003 では、ADSI Edit ツールは Windows サポート ツールと共に含まれています。Windows サポート ツールをインストールするには、Windows Server 2003 CD の Support\Tools フォルダで [Supptools.msi] をダブルクリックします。 ドメイン コントローラに接続します。そのためには、以下の手順を実行します。
- ナビゲーション ウィンドウで、[ADSI Edit] をクリックします。
- [操作] ウィンドウで、[他の操作] をクリックし、[接続先] をクリックします。
- [接続の設定] ダイアログ ボックスで、[既知の名前付けコンテキストを選択する] をクリックし、[既知の名前付けコンテキストを選択する] の一覧の [構成] をクリックして、[OK] をクリックします。
以下のパスを展開します。
- Configuration [<domainController>.contoso.com]
- CN=Configuration,DC=contoso,DC=com
- CN=Partitions
詳細ウィンドウで [CN=Enterprise Schema] を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[セキュリティ] タブをクリックし、[Authenticated Users] をクリックします。
以下のアクセス許可設定を構成します。
アクセス許可エントリ アクセス許可オプション 読み取り
許可
内容の一覧表示
許可
すべてのプロパティの読み取り
許可
アクセス許可の読み取り
許可
これらの設定を構成するには、以下の手順を実行します。
- すべてのチェック ボックスをオフにします。
- [許可] 列の [読み取り] チェック ボックスをオンにします。
- [詳細設定] をクリックします。
- [アクセス許可エントリ] の一覧で、[Authenticated Users] をクリックし、[編集] をクリックします。
- すべてのチェック ボックスをオフにし、以下のチェック ボックスをオンにします。
内容の一覧表示:許可
すべてのプロパティの読み取り:許可
アクセス許可の読み取り:許可 - [OK] を 3 回クリックします。
ADSI Edit ツールを終了します。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。