Exchange 2007 クライアント アクセス サーバーで 5,000 を超える Exchange ActiveSync 同時接続を可能にする方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1
トピックの最終更新日: 2009-04-10
ここでは、5,000 を超える同時 Exchange ActiveSync 接続が可能になるように Microsoft Exchange Server 2007 クライアント アクセス サーバーを構成する方法について説明します。Airsync 機能には、ユーザーごとに開いた接続が必要です。同時接続数が、Machine.config ファイルの requestQueueLimit パラメータで設定されている上限値に近づいた場合、ユーザーの ActiveSync デバイスに次のようなエラー メッセージが表示されます。
OPTIONS /Microsoft-Server-ActiveSync Content-Type: application/vnd.ms-powerpoint MS-ASProtocolVersion: 12.0 HTTP/1.1 503 Service Unavailable Connection: close Date: Date Time Server: Microsoft-IIS/6.0 X-Powered-By: ASP.NET Content-Type: text/html Options command success! Total time: 0 ms, Transmis |
既定では、requestQueueLimit パラメータは ASP.NET によって 5000 に設定されます。5,000 を超える同時 Exchange ActiveSync 接続を可能にするには、Machine.config ファイルの requestQueueLimit パラメータを変更する必要があります。requestQueueLimit パラメータは最大 9000 まで設定できます。
requestQueueLimit パラメータを変更するには
クライアント アクセス サーバーの役割を実行しているコンピュータ上で、エクスプローラを起動します。
次のファイルを見つけます。
C:\WINDOWS\Microsoft.NET\Framework64\v2.0.50727\CONFIG\Machine.config
Machine.config ファイルを開きます。
<system.web> セクションで、次の行を見つけます。
<processModel requestQueueLimit="5000" autoConfig="true" />
この行の "5000" を、可能にする同時接続数に変更し、ファイルを保存して閉じます。
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requestQueueLimit パラメータは、グローバル パラメータです。このパラメータを変更すると、すべてのアプリケーション プールに影響を与えます。 |
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Microsoft .NET Framework バージョン 3.5 Service Pack 1 (SP1) には、Aspnet.config ファイルを使用して同時 Exchange ActiveSync 接続数を構成できる更新プログラムが含まれています。Aspnet.config ファイル内の設定により、Machine.config ファイル内の設定は上書きされます。 |
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。