Exchange 監査のログ出力レベルの変更方法
適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1
トピックの最終更新日: 2009-05-19
ここでは、Exchange 管理コンソールおよび Exchange 管理シェルを使用して、Exchange 監査のログ出力レベルを変更する方法について説明します。
Exchange 管理コンソールを使用すると、Exchange 監査のログ出力レベルを 0、1、3、または 5 に設定できます。Exchange 監査レベルを 2 または 4 に設定するには、Exchange 管理シェルを使用する必要があります。
開始する前に
この手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。
- ローカル管理者の権利
- Exchange 組織管理者の権利
Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。
手順
Exchange 管理コンソールを使用してログ出力レベルを 0、1、3、または 5 に設定するには、次の操作を行います。
Exchange 管理コンソールを起動します。
[サーバーの構成] を展開し、[メールボックス] をクリックします。
詳細ウィンドウで、Exchange 監査を設定するメールボックス サーバーを右クリックし、[診断ログの管理プロパティ] をクリックします。
[MSExchangeIS] を展開し、[9000 Private] を展開します。
実行するログ出力に適した次のいずれかの項目をクリックします。
- Message Access
- Folder Access
- Extended Send As
- Extended Send On Behalf Of
設定するログ出力レベルに適した次のいずれかのログ出力レベルをクリックします。
ログ出力レベル 設定 0
最低
1
低
3
中
5
高
監査する項目ごとに手順 5 および 6 を繰り返します。
[構成] をクリックし、[終了] をクリックします。
Microsoft Exchange Information Store サービスを停止してから開始します。
Exchange 管理シェルを使用してログ出力レベルを 2 または 4 に設定するには、次の操作を行います。
Exchange 管理シェルを開始して、次のコマンドを実行します。
Set-Location "HKLM:\System\CurrentControlSet\Services\MSExchangeIS\Diagnostics\9000 Private"
次のコマンドを実行し、現在設定されているログ出力レベルを一覧表示します。
Get-ItemProperty .
Message Access などのログ出力レベルを変更するには、次のようなコマンドを実行します。
Set-ItemProperty -Path . -Name "9075 Message Access" -Value 2
Microsoft Exchange Information Store サービスを停止してから開始します。
詳細な構文とパラメータの情報については、「Set-ItemProperty」 (このサイトは英語の場合があります) を参照してください。
詳細情報
Exchange 監査の詳細については、「Exchange Server 2007 Service Pack 2 でのメールボックス アクセス監査について」を参照してください。
Exchange プロセスの診断ログ出力の詳細については、「Exchange プロセスの診断ログ」および「Exchange プロセスのログ出力レベルを変更する方法」を参照してください。
Exchange で診断ログ出力レベルを変更する方法の詳細については、「Exchange プロセスのログ出力レベルを変更する方法」を参照してください。
参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。