Windows Server バックアップを使用して Exchange のバックアップを回復する方法

  • [アーティクル]

 

適用先: Exchange Server 2007 SP3, Exchange Server 2007 SP2, Exchange Server 2007 SP1

トピックの最終更新日: 2012-03-26

ここでは、Microsoft Exchange Server 2007 Service Pack 2 (SP2) を実行しているコンピュータで Windows Server バックアップを使用して、Exchange のデータをそのコンピュータに回復する方法について説明します。

開始する前に

この手順は、Windows Server 2008 で Exchange 2007 SP2 を実行しているコンピュータでローカルにのみ実行できます。

この手順を実行するには、使用するアカウントに以下が委任されている必要があります。

  • ローカルの Backup Operators グループのメンバシップ
  • ローカルの Administrators グループのメンバシップ

Exchange Server 2007 を管理するために必要なアクセス許可、役割の委任、および権限の詳細については、「アクセス許可に関する考慮事項」を参照してください。

手順

Windows Server バックアップを使用して Exchange のデータを回復するには

  1. Windows Server バックアップを起動します。

  2. 操作ウィンドウで、[回復] をクリックします。回復ウィザードが表示されます。

  3. [作業の開始] ページで、以下のいずれかの操作を行います。

    1. 回復するデータを Windows サーバー バックアップを実行しているサーバーからバックアップした場合は、[このサーバー (<サーバー名>)] を選択し、[次へ] をクリックします。
    2. 回復するデータを Windows サーバー バックアップを実行しているサーバー以外から回復した場合、または回復するバックアップが別のコンピュータにある場合は、[他のサーバー] を選択し、[次へ] をクリックします。[バックアップの場所の種類指定] ページで、[ローカル ドライブ] または [リモート共有フォルダ] を選択し、[次へ] をクリックします。[ローカル ドライブ] を選択した場合は、[バックアップの場所の選択] ページでバックアップを含むドライブを選択し、[次へ] をクリックします。[リモート共有フォルダ] を選択した場合は、[リモート フォルダの指定] ページでバックアップ データの UNC パスを入力し、[次へ] をクリックします。

  4. [バックアップの日付の選択] ページで、回復するバックアップの日時を選択し、[次へ] をクリックします。

  5. [回復の種類の選択] ページで、[アプリケーション] を選択し、[次へ] をクリックします。

  6. [アプリケーションの選択] ページで、Exchange が [アプリケーション] フィールドで選択されていることを確認します。[詳細の表示] をクリックしてバックアップのアプリケーション コンポーネントを表示します。回復するバックアップが最新のものである場合は、[アプリケーション データベースのロールフォワード回復を実行しない] チェック ボックスが表示されます。Windows サーバー バックアップによって、回復するデータベースがロールフォワードされないようにするには、このチェック ボックスをオンにします。[次へ] をクリックします。

  7. [回復オプションの指定] ページで、データの回復先の場所を選択し、[次へ] をクリックします。

    1. バックアップしたデータを元の場所に回復するには、[元の場所に回復する] を選択します。このオプションを使用する場合、単一または複数のストレージ グループを設定することはできません。バックアップしたストレージ グループはすべて元の場所に回復されます。
    2. 個別のストレージ グループおよびファイルを指定の場所に回復するには、[別の場所に回復する] を選択します。別の場所を指定するには、[参照] をクリックします。このオプションを使用する場合は、単一または複数のストレージ グループをカスタムの場所に回復できます。回復したデータ ファイルは、その後回復用ストレージ グループに移動し、さらに手動で元の場所に移動できるようになります。ストレージ グループを代替の場所に回復する場合、回復したデータベースはダーティ シャットダウン状態になります。
note注 :
回復用ストレージ グループの作成の詳細については、「回復用ストレージ グループ」を参照してください。
  1. [確認] ページで、回復の設定を確認し、[回復] をクリックします。
  2. [回復の進行状況] ページで、回復操作の状態と進行状況を確認できます。
  3. 回復操作が完了したら、[閉じる] をクリックします。

参照している情報が最新であることを確認したり、他の Exchange Server 2007 ドキュメントを見つけたりするには、Exchange Server TechCenter を参照してください。