Exchange ActiveSync 自動検出について
適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3
トピックの最終更新日: 2010-12-09
MicrosoftExchange Server 2010 には自動検出サービスが含まれます。それにより、ユーザーが電子メール アドレスとパスワードを入力すると必要なシステム設定が返されるため、携帯電話のプロビジョニングが簡略化されます。Exchange 2010 では、自動検出サービスが既定で有効です。自動検出サービスの管理の詳細については、「自動検出サービスの管理」を参照してください。
Exchange ActiveSync 自動検出の概要
携帯電話が自動検出をサポートしている場合、Exchange 2010 と同期するように携帯電話を構成できます。次の図はこの同期プロセスを示したものです。
Exchange ActiveSync の自動検出の使用
ユーザーが自分の電子メール アドレスとパスワードを携帯電話に入力します。
携帯電話がルート DNS サーバーに接続して、自動検出サービスの URL およびユーザーのドメインの IP アドレスを取得します。
携帯電話が、SSL (Secure Sockets Layer) 接続を使用し、ファイアウォールを経由して自動検出サービスの仮想ディレクトリに接続します。自動検出サービスは、サーバーの同期設定に基づいて XML 応答を作成します。
自動検出サービスが、SSL を使用しファイアウォール経由で XML 応答を送信します。この XML 応答が携帯電話によって解釈され、その携帯電話上に自動的に同期設定が構成されます。
注意
自動検出を使用できるかどうかは、使用している携帯電話のオペレーティング システムによって決まります。Exchange 2010 との同期をサポートするすべての携帯電話のオペレーティング システムが自動検出をサポートしているわけではありません。自動検出をサポートするオペレーティング システムの詳細については、お使いの携帯電話の製造元にお問い合わせください。
注意
Windows Mobile 5.0 では、自動検出はサポートされていません。
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