POP3 サービスを開始および停止する

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2012-07-23

POP3 は、既定では MicrosoftExchange Server 2010 で無効になっています。POP3 を有効にすると、Exchange 2010 はセキュリティで保護されていない POP3 クライアントの通信をポート 110 で、SSL (Secure Sockets Layer) を使用する場合はポート 995 で受信します。

Microsoft 管理コンソールまたは Exchange 2010 クライアント アクセス サーバー上の net start コマンドのいずれかを使用して、POP3 サービスを起動および停止できます。サービスがクライアント アクセス サーバーで実行しているかどうかを確認することもできます。

POP3 と IMAP4 の設定に関連するその他の管理タスクについては、「POP3 および IMAP4 の管理」を参照してください。

Microsoft 管理コンソールを使用して POP3 サービスを開始または停止する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「クライアント アクセス許可」の「POP3 および IMAP4」。

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[プログラム] をポイントします。次に、[管理ツール] をポイントして、[サービス] をクリックします。

    • サービスを開始するには、結果ウィンドウで [Microsoft Exchange POP3] を右クリックしてから、[開始] をクリックします。

    • サービスを停止するには、結果ウィンドウで [Microsoft Exchange POP3] を右クリックしてから、[停止] をクリックします。

net start コマンドを使用して POP3 サービスを開始または停止する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「クライアント アクセス許可」の「POP3 および IMAP4」。

  1. クライアント アクセス サーバーの役割がインストールされている Exchange サーバーで、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

    • POP3 サービスを開始するには、コマンド プロンプトで「net start MSExchangePOP3」と入力し、Enter キーを押します。

    • POP3 サービスを停止するには、コマンド プロンプトで「net stop MSExchangePOP3」と入力し、Enter キーを押します。

  2. コマンド プロンプト ウィンドウを閉じます。

POP3 サービスが実行中であることを確認する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「クライアント アクセス許可」の「POP3 および IMAP4」。

  1. Exchange クライアント アクセス サーバーで、コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。

  2. コマンド プロンプトで「telnet localhost 110」と入力し、Enter キーを押します。Telnet から "+OK Microsoft Exchange POP3 server ready" というメッセージが返されたら、POP3 は正しく動作しています。

  3. Telnet を終了し、コマンド プロンプト ウィンドウを閉じます。

その他のタスク

POP3 サービスを開始および停止した後で、次の操作も実行できます。

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