UM 自動応答の勤務時間を構成する
適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3
トピックの最終更新日: 2012-07-23
Microsoft Exchange Server 2010 のユニファイド メッセージング (UM) 自動応答の勤務時間を構成できます。UM 自動応答の勤務時間を構成する場合は、組織の勤務時間である 1 日の時間帯、勤務時間内用案内応答、および自動応答で構成されている内線番号を呼び出したときに発信者に再生されるメニューのプロンプトを定義します。発信者が、定義済みの勤務時間以外の時間帯に自動応答に接続された場合は、勤務時間外のプロンプトと案内応答が再生されます。
いくつかの既定のスケジュール オプションが EMC で利用できます。たとえば、ほとんどの企業は、月曜日から金曜日の午前 8:00 ~午後 5.00 が勤務時間になっています。場合によっては、既定のオプションがニーズに合わず、スケジュールをカスタマイズする必要がある場合があります。勤務時間がシステムで定義されているスケジュールと異なる場合は、自動応答のカスタマイズされたスケジュールを定義できます。
既定では、[常時実行する] の設定が選択されています。[常時実行する] の設定を選択されたままにすると、発信者が自動応答にダイヤルする時間帯には関係なく、UM 自動応答は勤務時間内のプロンプトと案内応答を再生します。
注意
UM 自動応答に勤務時間内と勤務時間外のスケジュールを設定する場合は、タイム ゾーンが正しく構成されていることを確認してください。
UM 自動応答に関連する他の管理タスクについては、「UM 自動応答の管理」を参照してください。
前提条件
UM ダイヤル プランが作成されている。詳細な手順については、「UM ダイヤル プランの作成」を参照してください。
UM メールボックス ポリシーが作成されている。詳細な手順については、「UM メールボックス ポリシーの作成」を参照してください。
UM 自動応答が作成されている。詳細な手順については、「UM 自動応答の作成」を参照してください。
EMC を使用して UM 自動応答の業務時間を指定する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「ユニファイド メッセージングのアクセス許可」の「UM 自動応答」。
コンソール ツリーで、[組織の構成] > [ユニファイド メッセージング] にアクセスします。
作業ウィンドウで、[UM 自動応答] タブをクリックします。
変更する自動応答を選択し、操作ウィンドウで [プロパティ] をクリックします。
[時間] タブの [スケジュール時間] の下にある [勤務時間] で、使用可能なオプションから選択するか、または [カスタム スケジュールを使用する] を選択します。
[カスタム スケジュールを使用する] を選択した場合は、[カスタマイズ] をクリックします。
[スケジュール] ページで、週の各曜日の勤務時間として使用する時間帯を選択し、[OK] をクリックします。
[OK] を再度クリックして変更を保存します。
シェルを使用して UM 自動応答の業務時間を指定する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「ユニファイド メッセージングのアクセス許可」の「UM 自動応答」。
この例では、MyUMAutoAttendant
という名前の UM 自動応答の勤務時間を設定します。
Set-UMAutoAttendant -Identity MyUMAutoAttendant -BusinessHoursSchedule 0.10:45-0.13:15,1.09:00-1.17:00,6.09:00-6.16:30
構文およびパラメーターの詳細については、「Set-UMAutoAttendant」を参照してください。
その他のタスク
UM 自動応答の勤務時間を指定した後で、次の操作も実行できます。
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