既に存在する複数の連絡先のメールを有効にする

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2011-04-28

Exchange 属性 (連絡先のエイリアスや外部の電子メール アドレスなど) を設定することにより Active Directory 内の既存の連絡先オブジェクトのメールを有効にできます。

注意

この手順では、Active Directory 内に新しい連絡先は作成されません。

既存の連絡先のメールを有効にするには、少なくとも、外部の電子メール アドレスを指定する必要があります。複数の連絡先のメールを一括して有効にする場合は、最初に連絡先の一覧を .csv ファイルにエクスポートして、次にメモ帳などのテキスト エディターまたは Microsoft Office Excel などのスプレッドシート アプリケーションを使用して、その .csv ファイルに外部の電子メール アドレスを追加する方が簡単です。その後は、一括してメールを有効にする操作で、更新した .csv ファイルを使用できます。

メール連絡先とメール ユーザーの管理に関連する他の管理タスクについては、「メール連絡先とメール ユーザーの管理」を参照してください。

シェルを使用して複数の既存の連絡先のメールを有効にする

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「メール連絡先」。

注意

EMC を使用して、複数の既存の連絡先のメールを有効にすることはできません。

  1. この例では、組織内に既に存在するメールが有効でない連絡先の一覧を .csv ファイルの ContactsList にエクスポートします。

    Get-Contact | Out-File "C:\ContactsList.CSV"
    

    この結果, .csv ファイルは次のようになります。

    #TYPE System.Management.Automation.PSCustomObject,
    Name
    Kim Abercrombie
    Don Funk
    Sanjay Patel
    Amy Strande
    ...
    
  2. 連絡先ごとに、列見出しと外部の電子メール アドレスを .csv ファイルに追加します。更新した .csv ファイルは次のようになっている必要があります。

    #TYPE System.Management.Automation.PSCustomObject,
    Name,ExternalAddress
    Kim Abercrombie,Kim@contoso.com
    Don Funk,Don@fabrikam.com
    Sanjay Patel,Sanjay@fabrikam.com
    Amy Strande,Amy@contoso.com
    ...
    
  3. この例では、連絡先のメールを一括で有効にできるように .csv ファイルのデータをインポートして使用します。

    Import-CSV "C:\ContactsList.CSV" | ForEach-Object {Enable-MailContact -Identity $_.Name -ExternalEmailAddress $_.ExternalAddress}
    

構文およびパラメーターの詳細については、「Get-Contact」または「Enable-MailContact」を参照してください。

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