データベース パスの移動
適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3
トピックの最終更新日: 2012-04-24
Microsoft Exchange Server 2010 を実行しているサーバー上でメールボックス データベース パスを移動できます。EMC または Exchange 管理シェル を使用して、データベースの場所に新しいパスを設定し、関連ファイルをその場所に移動できます。
メールボックス データベースに関連する他の管理タスクについては、「メールボックス データベースの管理」を参照してください。
前提条件
移動処理を実行するには、対象のデータベースを一時的にマウント解除し、どのユーザーからもアクセスできないようにする必要があります。既にマウント解除されている場合には、処理が完了しても再マウントされません。
実行内容
EMC を使用してメールボックス データベース パスを移動する
シェルを使用してメールボックス データベース パスを移動する
EMC を使用してメールボックス データベース パスを移動する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「メールボックス データベース」を参照してください。
コンソール ツリーで、[組織の構成] > [メールボックス] にアクセスします。
結果ウィンドウの [データベースの管理] タブで、構成するデータベースを選択します。
操作ウィンドウで、[データベース パスの移動] をクリックします。
[データベース パス] の下にある [データベース パスの移動] ウィザードで [移動] をクリックし、データベース パスを既定の場所に移動します。[データベース ファイルのパス] フィールドを編集して、データベース ファイル パスの場所を変更できます。[ログ フォルダーのパス] テキスト フィールドを編集して、ログ フォルダー パスの場所を変更できます。
移動操作の状態を表示します。ウィザードで、データベース ファイル パスとログ フォルダー パスを新しい場所に移動します。構成を変更するには、[戻る] をクリックします。
[完了] ページで、移動処理が正常に終了したかどうかを確認します。[完了] の状態は、ウィザードでタスクが正常に完了したことを示します。[失敗] の状態は、タスクが完了しなかったことを示します。タスクが失敗した場合は、説明の概要を確認し、[戻る] をクリックして構成を変更します。
[データベース パスの移動] ウィザードを終了するには、[完了] をクリックします。
注意
データベースの移動後は、インデックス サービスによってカタログ ファイルのロック状態を維持します。このファイルを古い場所から削除する場合は、Microsoft Exchange Search Indexer サービスを再起動する必要があります。
シェルを使用してメールボックス データベース パスを移動する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「メールボックスのアクセス許可」の「データベースのアクセス許可」。
この例では、Move-DatabasePath コマンドを使用して、GUID で指定されたメールボックス データベースの新しいパスを設定しています。
Move-DatabasePath -Identity a0ec9f03-12a9-4e40-9310-43f9105fd4d2 -EdbFilePath C:\NewFolder\MyDatabase.edb
構文およびパラメーターの詳細については、「Move-DatabasePath」を参照してください。
注意
データベースの移動後は、インデックス サービスによってカタログ ファイルのロック状態を維持します。このファイルを古い場所から削除する場合は、Microsoft Exchange Search Indexer サービスを再起動する必要があります。
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