Outlook Web App 仮想ディレクトリについて

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2011-11-01

Exchange サーバーにクライアント アクセス サーバーの役割をインストールすると、Microsoft サーバー上の既定のインターネット インフォメーション サービス (IIS) Web サイトに、Office Outlook Web App Exchange 仮想ディレクトリが 1 つ作成されます。Exchange 管理シェル、Exchange 管理コンソール、および IIS マネージャーを使用して、仮想ディレクトリを管理できます。

Outlook Web App 仮想ディレクトリに関連する管理タスクが必要な場合は、「Outlook Web App の仮想ディレクトリの管理」を参照してください。

Outlook Web App 仮想ディレクトリの構成

Exchange 2010 では、Exchange 2010 クライアント アクセス サーバー経由での、Exchange 2010 サーバーにあるメールボックスへのアクセスがサポートされています。

ほとんどの組織にとっては、Exchange 2010 クライアント アクセス サーバーの役割のインストール中に作成される既定の Outlook Web App 仮想ディレクトリで十分です。新しい Outlook Web App 仮想ディレクトリの作成が必要になることもあります。一般的に、新しい Outlook Web App 仮想ディレクトリは、Outlook Web App 仮想ディレクトリの削除と再作成など、ホストまたは問題のトラブルシューティングを行う組織によって作成されます。

注意

1 つのサイトに複数の Outlook Web App 仮想ディレクトリは作成できません。複数の Outlook Web App 仮想ディレクトリを作成するには、IIS マネージャーに追加のサイトを作成する必要があります。

組織のニーズに応じて、Outlook Web App 仮想ディレクトリで以下のタスクを実行します。

  • Outlook Web App 仮想ディレクトリの作成   Exchange 管理シェルを使って新しい Outlook Web App 仮想ディレクトリを作成できます。詳細については、「Outlook Web App 仮想ディレクトリを作成する」を参照してください。

    注意

    クライアント アクセス サーバーの役割がインストールされている場合、Outlook Web App 仮想ディレクトリは既定の Web サイトの下にインストールされます。仮想ディレクトリの作成時に別の Web サイトが指定されない場合、新しい仮想ディレクトリはすべて既定の Web サイトの下にインストールされます。

  • Outlook Web App 仮想ディレクトリ プロパティを表示または構成する   シェルおよび EMC を使用して、Outlook Web App 仮想ディレクトリ プロパティを表示または構成します。詳細については、「Outlook Web App 仮想ディレクトリの表示または構成」を参照してください。

  • Outlook Web App 仮想ディレクトリのプロパティを管理する   コンピューターでクライアント アクセス サーバーの役割のみを実行している場合、EMC の [Outlook Web App] タブで仮想ディレクトリのプロパティを管理します。[サーバーの構成] をクリックし、次に [クライアント アクセス] をクリックして、[Outlook Web App] タブにアクセスできます。

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