UM IP ゲートウェイの完全修飾ドメイン名を構成する

 

適用先: Exchange Server 2010 SP2, Exchange Server 2010 SP3

トピックの最終更新日: 2012-07-23

IP アドレスまたは FQDN を使用して ユニファイド メッセージング (UM) IP ゲートウェイを構成できます。UM IP ゲートウェイまたは SIP が有効な IP PBX の FQDN を入力できます。UM IP ゲートウェイを作成する場合は、使用している IP ゲートウェイ、またはセッション開始プロトコル (SIP) 対応の IP 構内交換機 (PBX) 上で構成されている IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN) を定義する必要があります。ただし、IP アドレスまたは FQDN は UM IP ゲートウェイの作成後に変更することができます。

UM IP ゲートウェイと、セキュリティで保護された SIP モードまたはセキュリティ保護されたモードで運用されているダイヤル プランの間で相互トランスポート層セキュリティ (相互 TLS) を使用するには、FQDN を使用して UM IP ゲートウェイを構成する必要があります。また、ポート 5061 でリッスンするように構成し、IP ゲートウェイまたは IP PBX もすべて、ポート 5061 で相互 TLS 要求をリッスンするように構成されていることを確認する必要があります。UM IP ゲートウェイを構成するには、次のコマンドを実行します。 Set-UMIPGateway -identity MyUMIPGateway -Port 5061.

重要

FQDN を使用して UM IP ゲートウェイを作成している場合、UM IP ゲートウェイの DNS 構成が変更されたら、Active Directory ディレクトリ サービスで UM IP ゲートウェイの構成情報が正しく更新されるようにするために、UM IP ゲートウェイを無効にしてから再度有効にする必要があります。

UM IP ゲートウェイに関連する他の管理タスクについては、「UM IP ゲートウェイの管理」を参照してください。

前提条件

EMC を使用して FQDN を構成する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「ユニファイド メッセージングのアクセス許可」の「UM IP ゲートウェイ」。

  1. コンソール ツリーで、[組織の構成] > [ユニファイド メッセージング] にアクセスします。

  2. 作業ウィンドウで、[UM IP ゲートウェイ] タブをクリックします。

  3. 変更する UM IP ゲートウェイを選択し、操作ウィンドウで [プロパティ] をクリックします。

  4. UM IP ゲートウェイの [プロパティ] ページの [完全修飾ドメイン名 (FQDN)] で、IP ゲートウェイまたは IP PBX の FQDN を入力します。

    注意

    UM IP ゲートウェイで IP アドレスではなく FQDN を使用する場合は、DNS レコードが正しく作成されていることを確認してください。

  5. [OK] をクリックして変更を保存します。

シェルを使用して FQDN を構成する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「ユニファイド メッセージングのアクセス許可」の「UM IP ゲートウェイ」。

この例では、Contoso.com の FQDN を使用して MyUMIPGateway という名前の UM IP ゲートウェイを構成します。

Set-UMIPGateway -Identity MyUMIPGateway -Address Contoso.com

この例では、Contoso.com の FQDN を使用して MyUMIPGateway という名前の UM IP ゲートウェイを構成し、TCP ポート 5061 で SIP 要求をリッスンします。

Set-UMIPGateway -Identity MyUMIPGateway -Address Contoso.com -Port 5061

構文およびパラメーターの詳細については、「Set-UMIPGateway」を参照してください。

その他のタスク

UM IP ゲートウェイで FQND を構成した後で、次の操作も実行できます。

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