Lync Server 2013 での監視レポートとミラー データベースの関連付け

 

トピック最終更新日時: 2014-02-07

監視データベースのミラーを構成してあると、フェイルオーバーが発生した場合にそのミラー データベースがプライマリ データベースを引き継ぎます。 ただし、Lync Server 監視レポートを使用していてフェールオーバーが発生した場合は、監視レポートがミラー データベースに接続されていない可能性があります。 これは、監視レポートをインストールするときにプライマリ データベースの場所だけを指定し、ミラー データベースの場所を指定していないためです。

監視レポートをミラー データベースに自動的にフェールオーバーするには、監視レポートで使用される 2 つのデータベース (通話詳細レコード データ用のデータベースと、エクスペリエンスの品質 (QoE) データ用のもう 1 つのデータベース) にミラー データベースを "フェールオーバー パートナー" として追加する必要があります。 (この手順は、監視レポートをインストールした後で実行する必要があることに注意してください)。フェールオーバー パートナー情報を追加するには、これら 2 つのデータベースで使用される接続文字列の値を手動で編集します。 この操作を行うには、次の手順を実行します。

  1. Internet Explorer を使って SQL Server Reporting Services のホーム ページを開きます。 Reporting Services のホーム ページの URL には、次の内容が含まれます。

    • プレフィックス http:

    • Reporting Services がインストールされているコンピューターの完全修飾ドメイン名 (FQDN) (atl-sql-001.litwareinc.com など)。

    • 文字列 /Reports_

    • 監視レポートがインストールされているデータベース インスタンスの名前 (archinst など)。

    たとえば、SQL Server Reporting Services がコンピューター atl-sql-001.litwareinc.com にインストールされており、監視レポートでデータベース インスタンス archinst が使われている場合、ホーム ページの URL は次のようになります。

    http://atl-sql-001.litwareinc.com/Reports\_archinst

  2. Reporting Servicesホーム ページにアクセスしたら、[LyncServerReports] をクリックし、[Reports_Content] をクリックします。 これで、Lync Server 監視レポートの [Reports_Content ] ページに移動します。

  3. [Reports_Content] ページで、[CDRDB] データ ソースをクリックします。

  4. [CDRDB] ページの [プロパティ] タブで、[接続文字列] というテキスト ボックスを探します。 現在の接続文字列は、次のとおりです。

    Data source=(local)\archinst;initial catalog=LcsCDR

  5. 接続文字列を編集して、ミラー データベースのサーバー名とデータベース インスタンスを含めます。 たとえば、サーバーの名前が atl-mirror-001 でミラー データベースが archinst インスタンスにある場合、次の構文を使ってミラー データベースを追加および指定する必要があります。

    Failover Partner=atl-mirror-001\archinst

    編集された接続文字列は、次のようになります。

    Data source=(local)\archinst;Failover Partner=atl-mirror-001\archinst;initial catalog=LcsCDR

  6. 接続文字列を更新したら、[適用] をクリックします。

  7. [CDRDB] ページで、[Reports_Content] をクリックします。 [QMSDB] データ ソースをクリックして、QoE データベースの接続文字列を編集します。 次に例を示します。

    Data source=(local)\archinst;Failover Partner=atl-mirror-001\archinst;initial catalog=QoEMetrics

  8. [適用] をクリックします。