Lync Server 2013 でのバックアップ サービスの構成と監視

 

トピック最終更新日時: 2012-11-01

次の Lync Server Management Shell コマンドを使用して、バックアップ サービスを構成および監視できます。

注意

RTCUniversalServerAdmins グループは、既定で Get-CsBackupServiceStatus を実行するアクセス許可を持つ唯一のグループです。 このコマンドレットを使用するには、このグループのメンバーとしてログオンします。 または、 Set-CsBackupServiceConfiguration コマンドレットを使用して、このコマンドへのアクセスを他のグループ (CSAdministrator など) に付与することもできます。

Backup Service の構成を表示するには

次のコマンドレットを実行します。

Get-CsBackupServiceConfiguration

SyncInterval の既定値は 2 分です。

Backup Service 同期間隔を設定するには

次のコマンドレットを実行します。

Set-CsBackupServiceConfiguration -SyncInterval interval

たとえば、次のように間隔を 3 分に設定します。

Set-CsBackupServiceConfiguration -SyncInterval 00:03:00

大事な

このコマンドレットを使用してバックアップ サービスの既定の同期間隔を変更できますが、同期間隔が Backup Service のパフォーマンスと目標復旧ポイント (RPO) に大きな影響を与えるので、必ず必要な場合を除き、変更しないでください。

特定のプールのバックアップ サービスの状態を取得するには

次のコマンドレットを実行します。

Get-CsBackupServiceStatus -PoolFqdn <pool-FQDN>

注意

Backup Service の同期状態は、プール (P1) からバックアップ プール (P2) への一方向に定義されます。 P1 から P2 までの同期状態は、P2 から P1 の同期状態とは異なる場合があります。 P1 から P2 の場合、P1 で行われたすべての変更が同期期間内に P2 に完全にレプリケートされた場合、Backup Service は "安定" 状態になります。 P1 から P2 に同期する変更がこれ以上ない場合は、"最終的な" 状態になります。 どちらの状態も、コマンドレットの実行時に Backup Service のスナップショットを示します。 返された状態が後の状態のままであることを意味するわけではありません。 特に、"final" 状態は、コマンドレットの実行後に P1 が変更を生成しない場合にのみ保持されます。 これは、 Invoke-CsPoolfailover 実行ロジックの一部として P1 が読み取り専用モードに配置された後に P1 を P2 にフェールオーバーした場合に当てはまります。

特定のプールのバックアップ関係に関する情報を取得するには

次のコマンドレットを実行します。

Get-CsPoolBackupRelationship -PoolFQDN <poolFQDN>

Backup Service の同期を強制するには

次のコマンドレットを実行します。

Invoke-CsBackupServiceSync -PoolFqdn <poolFqdn> [-BackupModule  {All|PresenceFocus|DataConf|CMSMaster}]