Outlook 2007 フォルダ ホーム ページのセキュリティを構成する
更新日: 2009年4月
適用対象: Office Resource Kit
トピックの最終更新日: 2009-04-03
Microsoft Office Outlook 2007 では、Outlook を離れることなく Web ページを表示できます。そのためには、Web ページをフォルダのホーム ページとして指定します。個人用フォルダまたはパブリック フォルダに Web ページを関連付けることができます。フォルダをクリックすると、そのフォルダに関連付けたホーム ページが Outlook に表示されます。この機能を使用すると、強力なパブリック フォルダ アプリケーションを作成する機会が得られますが、Outlook オブジェクト モデルにアクセスするスクリプトが Web ページに挿入される可能性があります。それによってユーザーのセキュリティが危険にさらされます。
グループ ポリシーを使用してすべてのユーザーのフォルダ ホーム ページを無効にすることで、セキュリティを強化できます。
Outlook グループ ポリシー テンプレート (Outlk12.adm) を使用して、強制すること (推奨) ができます。または、Office カスタマイズ ツール (OCT) を使用して既定の設定を構成することもできます。その場合はユーザーが設定を変更できます。OCT の設定は、OCT の [ユーザー設定の変更] ページの対応する場所にあります。
Outlook テンプレートおよびその他の ADM ファイルは、Microsoft ダウンロード センターの「2007 Office system 管理用テンプレート (ADM)」からダウンロードできます。
グループ ポリシーを使用してフォルダ ホーム ページを無効にするには
グループ ポリシーに Microsoft Office Outlook 2007 テンプレート (Outlk12.adm) を読み込みます。
ユーザーの構成\管理用テンプレート\Microsoft Office Outlook 2007\Outlook のフォルダ別のホーム ページ\フォルダのホーム ページ無効の設定で、[フォルダのプロパティでホーム ページの URL を設定できないようにする] をダブルクリックします。
[有効にする] をクリックします。
[OK] をクリックします。
Outlook フォルダ ホーム ページの詳細情報
これらのフォルダ ホーム ページは Outlook セキュリティ モデルに従っていません。スクリプトを他の Web ページと同様に実行することができます。Outlook オブジェクト モデルにアクセスできれば、コンピュータ上のユーザーの Outlook 情報すべてをスクリプトによって操作できます。
セキュリティの観点からは、パブリック フォルダを作成してそのフォルダをホーム ページに設定できる人物であればだれでも、ユーザーがそのパブリック フォルダにアクセスしたときにユーザーのメールボックスにあるデータを操作できるスクリプトを挿入できることを意味します。したがって、パブリック フォルダをホーム ページとして設定する権限の付与には、注意が必要です。
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