複数のカスタマイズ更新プログラムを展開する (手順)

更新日: 2008年2月

適用対象: Office Resource Kit

 

トピックの最終更新日: 2015-03-09

管理者は、Office カスタマイズ ツール (OCT) を使用して、複数のカスタマイズ更新プログラム (MSP ファイル) を展開し、2007 Microsoft Office system を構成することができます。管理者は基本的なカスタマイズ更新プログラム (MSP) を作成できます。たとえば、この初期 MSP を使用して、初期 MSP のすべての設定、追加のアプリケーション、および変更された設定を含む新しいカスタマイズ更新プログラムを作成できます。2 つ目の MSP は、新しいユーザーのグループや既存のインストールに適用できます。

この方法を使用すると、段階的な展開を行う場合や、標準的なコア構成と組織のさまざまな部門用の異なる構成を展開する場合に役立ちます。

次の表に、複数の MSP ファイルを展開するためのプロセスを示します。

手順 参照先

Office CD のすべてのファイルとフォルダをネットワーク上または自分のコンピュータ上のフォルダにコピーしていることを確認します。たとえば、\\server\share\Office12 にファイルをコピーします。

すべての言語パックまたは追加の Office 製品を同じインストール ポイントにコピーします。重複したセットアップ ファイルを上書きするかどうかの確認メッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。

2007 Office system のネットワーク インストール ポイントを作成する

OCT を使用して、基本的なセットアップ カスタマイズ MSP ファイルを作成します。

2007 Office system をインストールする前にセットアップをカスタマイズする

Customize and deploy multiple language versions of the 2007 Office system

2007 Office system の Office カスタマイズ ツール

OCT を使用して初期 MSP を開き、2 つ目のカスタマイズ更新プログラムを作成します。追加の言語をネットワーク インストール ポイントに追加した場合は、MSP ファイルを再作成する必要があります。

Important重要
2 つ目のカスタマイズ更新プログラムを作成するときに、使用する機能のインストール状況を構成できます。これを行うには、OCT の左側のウィンドウで [機能のインストール状況の設定] をクリックします。[Microsoft Office] を展開し、アプリケーションのインストール オプションを変更します。インストール状況を変更しない場合は、初期カスタマイズ更新プログラムで使用したオプションを再設定する必要はありません。ある機能を既定の状態に設定する場合、[F] の記号が機能名の前に表示されます。これによって、機能が既定の状態に強制的に設定されます。
ある機能のインストール状態を変更すると、その機能や子機能の名前が太字フォントで表示されます。これは、セットアップでインストールに変更が適用されることを示します。名前が太字フォントで表示されていない機能は変更されません。
2 つ目の MSP で追加の言語を展開する場合、まず、展開するすべての単一言語パック (SLP) を、最初の手順で作成したネットワーク インストール ポイントにコピーする必要があります。さらに、ユーザーに展開するカスタマイズ MSP ファイルを再作成する必要もあります。再作成しないと、予期しない動作が発生する可能性があります。たとえば、MSP を再作成しないと、インストールされているどのアプリケーションにも言語パックが適用されない可能性があります。
[ユーザー設定の変更] オプションでは、カスタマイズ ファイルを使用して Office をインストールするユーザーの Office アプリケーション設定の既定値が設定されます。2 つ目のカスタマイズ更新プログラムでは、変更しない設定を再設定する必要はありません。変更しない設定は、既定で [未構成] に設定されます。

2007 Office system のインストール後にユーザーの構成を変更する

Customize and deploy multiple language versions of the 2007 Office system

ユーザーのコンピュータにカスタマイズ更新プログラムを展開する

[!メモ] セットアップ カスタマイズ ファイルは、ソフトウェア更新プログラムを適用するのと同様の手順でユーザーのコンピュータに適用する Windows インストーラ パッケージ (MSP) です。
セットアップ カスタマイズ ファイルを適用するには、MSP ファイルをダブルクリックします。または、コマンド プロンプトで Msiexec.exe に次のどちらかのコマンド ライン オプションを付けて実行して、MSP 更新プログラムを適用できます。
msiexec.exe /p \server\share\custom.msp
msiexec.exe /update \server\share\Patch1.msp
ここで、\server\share は、MSP ファイルを格納している共有フォルダのパスを示しています。

Windows インストーラについては、MSDN Web サイトの次のリソースを参照してください。

Systems Management Server を使用して MSP を展開することもできます。

2007 Office system の製品更新プログラムを配布する

Systems Management Server 2003 を使用して 2007 Office system を展開する