Microsoft Office 2007 の異なるスイートを展開する (手順)
更新日: 2009年7月
適用対象: Office Resource Kit
トピックの最終更新日: 2015-03-09
この記事の内容 :
概要
サイド バイ サイド
アンインストールしてインストール
この記事では、Microsoft Office 2007 の異なるスイートを同じコンピュータに展開する際に使用できるオプションと、各オプション (サイド バイ サイド、アンインストールしてインストール) の手順について説明します。このプロセスは、ほとんどの組織では必要ありませんが、状況によってはこのプロセスが適切である場合があります。たとえば、組織内で現在 Microsoft Office Standard 2007 をコンピュータにインストールしている部署で、Microsoft Office Access 2007 など、Microsoft Office Professional 2007 のアプリケーションが必要になる場合があります。Office 2007 のスイートごとに含まれるアプリケーションの詳細については、「Microsoft Office スイート」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=157865\&clcid=0x411) を参照してください。
概要
Office Standard 2007 から Office Professional 2007 など、同じバージョンの別の Office 2007 スイートに移行するには、主に 2 つの方法があります。1 つの方法では、既存の Office スイートをコンピュータ上に残したまま、新しいスイートをインストールします。これをサイド バイ サイド インストールといいます。もう 1 つの方法では、既存の Office スイートをアンインストールしてから別の Office スイートをインストールします。2 つの方法には、それぞれに長所と短所があります。どちらの方法を選択する場合でも、サイレント インストールなど、サポートされている展開オプションおよび展開方法を使用できます。
長所と短所
サイド バイ サイド インストールと、アンインストールしてインストールのそれぞれの方法の長所と短所を次の表に示します。
サイド バイ サイド インストール
長所 | 短所 |
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アプリケーションの可用性が最適化されます。 以下の理由により、ネットワーク帯域幅の使用が最小限に抑えられます。
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元の Office スイートをアンインストールすると、元のスイートと新しいスイートで共有されているアプリケーションのショートカットが削除されます。ただし、これらのショートカットは、新しいスイートで起動コマンド ライン オプション /repair を実行した後で復元されます。 |
アンインストールしてインストール
長所 | 短所 |
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ターゲット コンピュータ上のディスク容量が限られている場合は、最初にアンインストールしたほうがよい場合があります。 |
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重要 |
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同じバージョン内で別の Office スイートに移行する前に、適切な製品ライセンス要件が満たされていることを確認してください。ライセンスの詳細については、「Microsoft Volume Licensing (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=155897&clcid=0x411) および「Emma Explains Microsoft Licensing in Depth! (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=157710&clcid=0x411) を参照してください。 |
ここでの説明では、Office Standard 2007 から Office Professional 2007 へ移行する例について、サイド バイ サイド インストールとアンインストールしてインストールの両方のオプションの手順を説明します。
サイド バイ サイド インストール
以下の表では、サイド バイ サイド インストールの処理と参照先を説明します。これには次の手順が含まれています。
ターゲット コンピュータに Office Standard 2007 を残す。
Office Professional 2007 をカスタマイズする。
Office Professional 2007 を展開してインストールする。
Office Standard 2007 をアンインストールする。
Office Professional 2007 を修復する。
アプリケーション数の少ないスイート (Office Standard など) からアプリケーション数の多いスイート (Office Professional など) に移行する場合でも、その逆の場合でも、動作は同じです。たとえば、既存の Office 製品の圧縮されたソース ファイルは、ターゲット コンピュータの LIS に残ります。インストールされているスイートの製品 ID はどれも一意で、一方のスイートがアンインストールされるまで残ります。製品コード ID の詳細については、「2007 Office スイートおよび 2007 Office プログラムにおける製品コード GUID の番号付けのしくみについて」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=157978\&clcid=0x411) を参照してください。
手順 | 参照 | ||
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1. 既存の Office スイート (この例では Office Standard 2007) を、ターゲット コンピュータに残します。 |
Microsoft Office Standard 2007、Office Professional Plus 2007、および Microsoft Office Enterprise 2007 スイートの比較 (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=155902&clcid=0x411) |
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2. 新しい Office スイート (この例では Office Professional 2007) をカスタマイズします。
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3. Office Professional 2007 を展開してインストールします。Office 2007 スイートの展開には、サポートされている展開方法ならどれでも使用できます。
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4. Office Standard 2007 をアンインストールします。Office 2007 スイートをアンインストールするには、Windows UI ([コントロール パネル] をクリックして [プログラムの追加と削除] をクリック) を使用するか、Setup.exe で /uninstall コマンド ライン オプションを使用します。 |
2007 Office system のセットアップのコマンド ライン オプション [プログラムの追加と削除] 機能を使用しても 2007 Office システムをアンインストールできない場合に手動でアンインストールする方法 (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=109868&clcid=0x411) |
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5. Office Professional 2007 を修復します。Office 2007 スイートを修復するには、Windows UI ([コントロール パネル] をクリックして [プログラムの追加と削除] をクリック) を使用するか、Setup.exe で /repair コマンド ライン オプションを使用します。 |
アンインストールしてインストール
以下の表では、アンインストールしてインストールする方法のプロセスと参照先を説明します。これには次の手順が含まれています。
ターゲット コンピュータで Office Standard 2007 をアンインストールする。
ターゲット コンピュータを再起動する。
Office Professional 2007 をカスタマイズする。
Office Professional 2007 を展開してインストールする。
手順 | 参照 | ||
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1. ターゲット コンピュータで Office Standard 2007 をアンインストールします。 |
2007 Office system のセットアップのコマンド ライン オプション [プログラムの追加と削除] 機能を使用しても 2007 Office システムをアンインストールできない場合に手動でアンインストールする方法 (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=109868&clcid=0x411) |
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2. ターゲット コンピュータを再起動します。 |
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3. 新しい Office スイート (この例では Office Professional 2007) をカスタマイズします。
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4. Office Professional 2007 を展開してインストールします。Office 2007 スイートの展開には、サポートされている展開方法ならどれでも使用できます。
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