シナリオ: コア ネットワーク - Office 2010 の KMS ライセンス認証
適用先: Office 2010
トピックの最終更新日: 2015-03-09
このシナリオに推奨されるライセンス認証方法は、キー管理サービス (KMS) です。このボリューム ライセンス認証シナリオは、「Office 2010 の KMS ライセンス認証を計画する」、「Office 2010 の MAK プロキシ ライセンス認証を計画する」、および「Office 2010 の MAK 個別ライセンス認証を計画する」で説明している例よりさらに複雑です。
重要
この情報は、Office 2010 のボリュームライセンス版に適用されます。この情報は、サブスクリプションによってライセンスを供与される Office Professional Plus for Office 365 には適用されません。
50 台以上のコンピューターがあるコア ネットワーク
組織内にコア ネットワークに定期的に接続するコンピューターが 50 台以上ある場合は、KMS を使用して Microsoft Office 2010 をライセンス認証することをお勧めします。詳細については、「Office 2010 の KMS ライセンス認証を計画する」を参照してください。マイクロソフトに直接接続して各コンピューターを個別にライセンス認証しなくても、社内のメイン ネットワーク上の KMS ホスト サーバーを介して、すべてのコンピューター (KMS クライアント) をライセンス認証できます。
1 つの KMS ホストで何千もの KMS クライアントをライセンス認証できますが、ネットワークの規模と複雑さに応じて、物理的には 6 つまでの KMS ホストを構成できます。ただし、能率と容易さを重視して、次の表に示す構成ガイドラインを推奨します。
コア ネットワークのセットアップ | KMS ホストの数 (「考慮事項」を参照) |
---|---|
中規模 (コンピューターの数: 50 ~ 99) |
1 |
中規模 (コンピューターの数: 100 ~ 249) |
1 または 2 |
エンタープライズ (コンピューターの数: 250 以上) |
2 以上 |
KMS ライセンス認証方法については、「Office 2010 の KMS ライセンス認証を計画する」を参照してください。
考慮事項
コア ネットワークで Office 2010 の KMS ライセンス認証を使用するときは、次の点を考慮してください。
KMS ホストの数を最小限に抑えてください。1 つの KMS ホスト キーで 6 つまでの KMS ホストをライセンス認証でき、各 KMS ホストで多数の KMS クライアントをライセンス認証できます。
KMS ホストのライセンス認証は、電話またはインターネット経由で行えます。
それぞれの KMS ホストは相互から独立して動作します。
それぞれの KMS ホストは、5 つ以上の KMS クライアントが 30 日の期間内にライセンス認証を要求して、KMS クライアント ライセンス認証のしきい値が満たされるようにする必要があります。