アプリケーション データベースをホストする SQL Server の準備

更新 : 2009-04-09

アプリケーション データベースをホストする Microsoft SQL Server を実行するコンピュータを準備する場合は、サービス ID アカウントが正しく設定されていることを確認する必要があります。エラー メッセージがアプリケーション イベント ログに記録されていること、および適切なロールが各サービス ID アカウントに適用されていることを確認するための以下のスクリプトが用意されています。詳細については、「Planning Server アプリケーション プール ID とサービス ID アカウントの考慮事項」を参照してください。

メモメモ :

この資料は、Planning Server 分散展開にのみ適用されます。スタンドアロン展開には適用されません。

Planning システム データベースを格納しない SQL Server を実行するコンピュータでアプリケーション データベースがホストされる場合は、各アプリケーション SQL Server コンピュータで、各サービス ID アカウントについて次のスクリプトを実行する必要があります。次の GRANT ステートメントの目的は、RAISERROR からの SQL Server のエラー メッセージをアプリケーション イベント ログに記録することです。

use [master] 
GO 
GRANT ALTER TRACE TO [Domain\ServiceIdentityAccount] 
GO

次のスクリプトは、サービス ID アカウントに dbcreator ロールを与えるセキュリティ対策です。以下のいずれかの条件に当てはまる場合は、各アプリケーション SQL Server コンピュータで、各サービス ID アカウントについてこのスクリプトを実行する必要があります。

  • Planning システム管理コンソールからのアプリケーションの作成時に [アプリケーション作成スクリプトを自動的に実行します] オプションを選択する場合

  • Planning システムで外部データベース機能を使用する場合

以下のステートメントの目的は、サービス ID アカウントに適切な権限を与えて、アプリケーション データベース内でそのサービス ID アカウントからアプリケーション、ステージング データベース、または外部データベースを作成できるようにすることです。この追加の手動の手順は、Planning システムのセキュリティを向上させるためのものです。必要に応じて、アプリケーション、ステージング データベース、または外部データベースの作成後に、サービス ID アカウントのこの dbcreator ロールを取り消すことができます。

use [master] 
GO 
EXEC master..sp_addsrvrolemember 
      @loginame = N'Domain\ServiceIdentityAccount', 
      @rolename = N'dbcreator' 
GO
メモメモ :

Planning Server データベースの詳細およびそれらの物理記憶域の設計ガイドラインについては、『PerformancePoint Server 2007 操作ガイド』の「Planning Server データベースの保守」を参照してください。このガイドの「Planning Server の物理データベース ストレージ デザイン」には、データベースのデータとログ ファイルの設計、tempdb の配置、およびファイル グループの設計に関する情報が記載されています。このデータベースの物理記憶域の設計に関する情報は、展開プロセスにとって重要です。