Monitoring Server データベースの保守

更新 : 2009-04-23

この資料の内容は以下のとおりです。

  • Session objects

  • Parameter objects

Monitoring Server データベースは必要最小限の保守のみですみます。最も重要なタスクは、データの破損や損失が生じたときにシステムを復元できるように、データを定期的にバックアップすることです。また、データベース サイズが最大ディスク領域を超過しないこと、および使用可能なディスク領域がニーズを十分に満たしているかどうかを確認することも重要です。これらの必要最小限の保守要件にかかわらず、データベースが破損した場合、データ構造の修正は非常に困難なプロセスになる可能性があるため、以前のバックアップからの復元をお勧めします。

セッション オブジェクト

Microsoft Office PerformancePoint Server 2007 リポジトリは、一時オブジェクトが保存されて定期的な自動クリーンアップが必要になるため、Web サーバーの拡張性のボトルネックになる可能性があります。OLAP ビューを使用する高帯域幅のファームでは、一時オブジェクトのテーブル サイズが非常に大きくなる可能性があります。この問題は、一時オブジェクトの既定の期間を 10 時間から 2 時間に短縮することで緩和できます。既定の期間は、モニタリング データベースの設定テーブルで変更できます。MaxHoursOfSessionObjects の値を 10 から 2 に変更してください。

一時オブジェクトのクリーンアップを構成する場合は、さらに 2 つの点を考慮する必要があります。1 つは HoursToCleanSessionObjects 行です。これは一時オブジェクトを削除する間隔 (時間数) を設定します。この設定を 2 から 1 に変更すると、より頻繁にクリーンアップを実行できます。2 番目の考慮事項は、TempFCOClean ストアド プロシージャです。このプロシージャは、一時オブジェクトのクリーンアップ時に実行されます。

一時オブジェクトのクリーンアップを無効にすると、Microsoft SQL Server 2005 内でストアド プロシージャ (TempFCOClean) をより柔軟にスケジュールできるようになります。HoursToCleanSessionObjects および MaxHoursOfSessionObjects を 0 に設定すると、クリーンアップが無効になります。

パラメータ オブジェクト

ダッシュボードでパラメータを使用すると、選択したパラメータの値が parametersvalue テーブルにキャッシュされます。このテーブルのサイズが増加するとパフォーマンスに影響を与えますが、その可能性はほとんどありません。このテーブルのクリーンアップに関する設定は、Monitoring Server データベースの設定テーブルに格納されています。MaxHoursOfParameterValues にはパラメータ値の期間 (2,160 時間) が指定され、この期間を過ぎたパラメータ値はクリーンアップ時に削除されます。HoursToCleanParameterValues は、パラメータ値をクリーンアップする間隔です。

関連項目