アプリケーションの増分移行

更新 : 2009-04-30

アプリケーションの初期移行が完了したら、ソース システムのビジネス モデルに対する変更を続行できます。変更を行い、そのテストが完了した場合は、それらの増分変更をターゲット システムにインポートできます。

増分移行プロセスは、初回の移行に使用されるプロセスと同様です。初回のアプリケーションの移行と同じ手順を使用して、ソース システムからのエクスポートから開始してください。ただし、増分移行では、ターゲット システムへのインポートを開始する前に、ターゲット システムのアプリケーションをロックする必要があります。インポートが完了したら、アプリケーションのロックを解除します。

メモメモ :

移行コマンドを実行するには、グローバル管理者ロールとモデル管理者ロールのメンバである必要があります。アプリケーションをロックしたりオフラインにしたりするために必要なのはグローバル管理者ロールのみですが、実際の増分移行はグローバル管理者ロールとアプリケーション モデル管理者ロールの両方のメンバであるユーザーが実行する必要があります。

重要な考慮事項

増分移行を実行する場合、移行プロセスはターゲット システムとソース システムを完全に一致させようとします。メタデータやルールなどの移行対象の情報に対してターゲット システムで加えられた変更は、ソース システムからの後続の移行によって上書きされます。

一致するすべてのセキュリティ ロールまたはフォーム テンプレートは、ソース システムの定義で上書きされます。ただし、ターゲット システムで作成された新しいロールまたはフォーム テンプレートは保持されます。

移行されるその他の情報は完全に同期されます。たとえば、ディメンションがターゲット システムで作成されてから移行インポートが実行される場合、そのディメンションは削除されます。ディメンションの最終的な一覧は、ソース システムのディメンションと完全に一致します。

手順

アプリケーションの増分移行

  1. Planning アプリケーションのエクスポート」の説明に従って、Planning コマンド ユーティリティを使用して、ソース システムから通常の移行エクスポートを実行します。

  2. ターゲット システムのグローバル管理者ロールのメンバは、Planning 管理コンソールを使用して、ターゲット アプリケーションの状態を [非同期オフライン] に変更してから [ロック]**** に変更する必要があります。ターゲット アプリケーションは、他のモデル管理者から同時送信されないように、ロック状態である必要があります。

  3. コマンド プロンプトで、次のように入力します。

    run ppscmd.exe migrate /import /server http://webservices_server_name:portnumber <destination_folder> \ <application_label> .xml

  4. Planning 管理コンソールから、アプリケーションの状態を [オンライン] に変更します。これは、グローバル管理者によって行われます。

関連項目