Monitoring Server : Microsoft Office PowerPoint へのエクスポート
更新 : 2009-04-30
ダッシュボードを表示しているエンド ユーザーは、データまたはデータ ビューをダッシュボードから Microsoft Office PowerPoint にエクスポートして、情報を共有できます。
システム要件
ダッシュボードの内容を PowerPoint にエクスポートするには、Monitoring Server を実行しているコンピュータに .NET Framework 3.0 がインストールされている必要があります。サーバーに必要な要件はこれだけです。
クライアント コンピュータで Monitoring Server によって生成される PowerPoint ファイルは Open XML ファイル形式です。この形式の PowerPoint ファイルは, .pptx という新しいファイル拡張子で格納されます。新しいファイル形式は、Office 2007 クライアントか、Word、Excel、PowerPoint 用の Microsoft Office 2007 ファイル形式互換機能パックをインストールした PowerPoint クライアント (PowerPoint 2000、PowerPoint 2002、および PowerPoint 2003) でのみ読み取ることができます。Microsoft Office 互換機能パックは、Microsoft ダウンロード センターで入手できます。
Monitoring Server は複数のレポート ビューをサポートします。サポートされるビューとして、スコアカード、分析グラフ、分析グリッド、戦略マップ、Reporting Services、Excel Services、ピボット グラフ、ピボット グリッド、Web レポート、傾向グラフがあります。次の表に示すように、PowerPoint へのエクスポート機能は、これらのビューの一部に対してのみサポートされます。
| レポート ビュー | PowerPoint へのエクスポート | コメント |
|---|---|---|
スコアカード |
○ |
|
分析グラフ |
○ |
|
分析グリッド |
○ |
|
戦略マップ |
○ |
既定では不可 |
Reporting Services |
||
Excel Services |
||
ピボット グラフ |
○ |
|
ピボット グリッド |
||
傾向グラフ |
○ |
|
Web レポート |
戦略マップのサポートの有効化
既定では、レポート ビュー戦略マップの PowerPoint へのエクスポートは有効になっていません。Monitoring Server コンピュータが Visio を経由して戦略マップをサポートするようにあらかじめセットアップされている場合にのみ、戦略マップを PowerPoint にエクスポートできます。
戦略マップのサポートを有効にするには、SharePoint サイトの Web.config ファイルを変更する必要があります。
Web.config ファイル内の Monitoring Server 設定の抜粋を次に示します。
<appSettings>
<add key="FeedCacheTime" value="300" />
<add key="FeedPageUrl" value="/_layouts/feed.aspx?" />
<add key="FeedXsl1" value="/Style Library/Xsl Style Sheets/Rss.xsl" />
<add key="ReportViewerMessages" value="Microsoft.SharePoint.Portal.Analytics.UI.ReportViewerMessages, Microsoft.SharePoint.Portal, Version=12.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=71e9bce111e9429c" />
<add key="Bpm.ConnectionString" value="Data Source=localhost;Initial Catalog=PPSMonitoring;Integrated Security=True" />
<add key="Bpm.ConnectionPerUser" value="False" />
<add key="Bpm.ElementMemoryCacheTime" value="5" />
<add key="Bpm.EnableAnalyticQueryLogging" value="False" />
<add key="Bpm.UseASCustomData" value="False" />
<add key="Bpm.IndicatorImageCacheTime" value="10" />
<add key="Bpm.DataSourceQueryTimeout" value="300" />
<add key="ExportToExcelEnabledControls" value="PivotChart,SqlReport,TrendAnalysisChart,Scorecard,OLAPGrid,OLAPChart"
<add key="ExportToPowerPointEnabledControls" value="PivotChart,TrendAnalysisChart,Scorecard,OLAPGrid,OLAPChart" />
/>
変更する必要がある要素は ExportToPowerPointEnabledControls です。戦略マップを有効にするには、StrategyMap を要素の値に追加する必要があります。
例 :
value="PivotChart,SqlReport,TrendAnalysisChart,Scorecard,OLAPGrid,OLAPChart,StrategyMap" />