Outlook 用 Project 2007 アドインをインストールおよび構成する
更新日: 2010年10月
トピックの最終更新日: 2010-10-25
[自分のタスク] ページで [操作] メニューの [Outlook との同期の設定] リンクを選択すると、Outlook 用 Microsoft Office Project 2007 アドインをインストールするためのダウンロード可能な実行可能ファイルを取得できます。既定では、すべてのユーザーに対して、"Project Web Access Outlook アドインのダウンロード" グローバル アクセス権が有効になっています。このアドインは、アクセス権が明示的に拒否されていない限り、すべてのユーザーのメニューから使用できます。
要件
Outlook 用 Project 2007 アドインを使用するための要件は次のとおりです。
有効な Project Web Access アカウント
Office Outlook 2003 または Microsoft Office Outlook 2007
![]() |
---|
Microsoft Outlook 2010 での Outlook 用 Project 2007 アドインの使用はサポートされていません。 |
Outlook 用アドインをインストールする
[今すぐダウンロード] をクリックし、[実行] をクリックして Outlook 用のアドインを今すぐインストールします。または、[保存] をクリックしてファイル (PsOlkAddin.exe) をローカルに保存し、後からインストールすることもできます。インストール ウィザードにアドインのインストール手順が示されます。
Outlook を次回起動したときに以下のコンポーネントが構成されて、インストールが完了します。
[新しい割り当てのインポート] および [Project Web Access の更新] が Outlook ツール バーに追加されます。
[ツール] メニューを選択し、[Project Web Access] をポイントすると、Outlook 用アドインの構成項目が表示されます。
Project Web Access アカウントと URL を使用して [操作] メニューから Outlook 用アドインにアクセスしてダウンロードしますが、このアカウントと URL は、Microsoft Outlook の起動時に自動的に Outlook 内に構成されます。
Outlook 用アドインを構成する
Outlook にコンポーネントをインストールした後、Microsoft Outlook に追加された Project Web Access のプロパティ ページを使用してアドインを構成できます。Project Web Access のプロパティ ページに移動するには、次の手順を実行します。
Microsoft Outlook を起動します。
[ツール] メニューの [オプション] をクリックします。
[Project Web Access] タブをクリックします。
[Project Web Access] タブには以下のセクションがあります。
統合先
割り当てのインポート
割り当ての更新
詳細オプション
統合先
Microsoft Office Project Server 2003 では、割り当てをインポートすると、Outlook の予定表に [統合先] オプションが追加され、事前通知が生成されました。Microsoft Office Project Server 2007 では、Project Web Access のプロパティ ページの [統合先] オプションを使用して、[Outlook の仕事] または [Outlook の予定表] に統合することができます。既定では、[統合先] オプションとして、[Outlook のタスク] が有効になっています。どちらのオプションでも、Outlook の機能を利用した時間管理を行うことにより、作業とスケジュールを管理できます。
Outlook のタスク
Project Web Access のプロパティ ページの [統合先] セクションで [Outlook のタスク] をクリックすると、インポートした割り当てを、Outlook で作成したタスクと共に表示できます。
[Outlook のタスク] をクリックした場合、次のような利点があります。
割り当ての一覧を日、週、または月ごとに表示できます。
複数の割り当てを監視できます。
フラグ機能を使用して、タスクが完了したことを示したり、指定された日にタスクを行うための事前通知を表示したりできます。
進捗状況と稼働率を報告します。
Outlook の予定表
Project Web Access のプロパティ ページの [統合先] セクションにある 2 番目のオプションは、[Outlook の予定表] との統合を行います。インポートした割り当てを予定表に追加し、進捗状況と稼働率を報告できます。
[Outlook の予定表] をクリックした場合、次のような利点があります。
割り当てを他の割り当てと共に日、週、または月ごとに表示できます。
予定のない時間帯を確認できます。ユーザーは割り当てに集中できるように、予定表の空いている時間帯をそのまま空けておくことができます。
事前通知を構成し、開始予定日や期限日を通知することができます。
進捗状況と稼働率を報告します。
割り当てのインポート
[日付範囲] を管理するためのインポートの条件と、割り当てを手動または自動のどちらで受け取るかを決定できます。Project Web Access のプロパティ ページの [割り当てのインポート] セクションでは、以下の構成オプションを使用できます。
日付範囲 : インポートする割り当ての日付範囲を指定できます。[Project Web Access の日付範囲] オプションを選択すると、すべての割り当てが [Outlook のタスク] または [Outlook の予定表] のどちらかに追加されます。 [日付範囲] オプションを使用すると、指定した日数、週数、または月数内に期限を迎える割り当てを選択できます。
Project Web Access から Outlook へのインポート : 手動または自動インポートを指定します。
既定では、[手動更新のみ] オプションが選択されています。
指定の期間 (日数、週数、または月数) を表す [間隔] および [開始] では、タスク割り当ての Project Web Access から Outlook への自動インポートを指定します。
インポートする前に確認のダイアログ ボックスを表示する : 既定では、[新しい割り当てのインポート] をクリックすると有効になります。どの割り当てを追加するのかを確認するメッセージが表示されます。
割り当ての更新
Outlook でインポートした割り当てに進捗状況と稼働率を入力した後、稼働率を PWA の [自分のタスク] および [自分のタイムシート] ページに反映する必要があります。手動で入力した時間を更新する方法は 2 つあります。
Outlook の割り当ての詳細で [Project Web Access に保存] をクリックすると、個々の割り当てが更新されます。
Outlook ツール バーの [Project Web Access の更新] をクリックすると、変更が検出されたすべての割り当てが更新されます。
すべての稼働率を自動的に更新するプロセスの構成は、[割り当ての更新] セクションで行います。
更新処理は自動または手動のどちらかで実行できます。更新期間は、一定の時間ごと、日ごと、週ごと、月ごと、または特定の日付ごとに指定できます。既定では、更新は手動で行うよう設定されています。これには、ユーザーが [Project Web Access の更新] をクリックする必要があります。
[Outlook から Project Web Access への更新内容の反映] では、手動または自動インポートを指定します。
既定では、[手動更新のみ] オプションが選択されています。
特定の期間 (日数、週数、または月数) を表す [間隔] および [開始] では、タスク割り当ての PWA から Outlook への自動インポートを指定します。
また、既定では、[更新する前に確認のダイアログ ボックスを表示する] が有効になっています。このオプションでは、Project Web Access の更新を行う前に、プレビューが表示されます。指定の頻度で自動更新を行うように設定すると、更新の完了後に確認通知が送信されます。この場合は、電子メールが送信されます。このオプションを無効にして、確認通知を受け取らないようにすることもできます。
詳細オプション
Outlook 用のアドインをダウンロードしてインストールすると、Project Web Access へのログインを行ったユーザー アカウントを使用して、ログイン情報が自動的に構成されます。チーム メンバーは [詳細オプション] の [ログイン情報の入力] ボタンをクリックして、ログイン情報を別のアカウントに変更したり、ログイン時に使用した URL とは別の Project Server URL に変更したりできます。
[詳細オプション] には以下の設定項目もあります。
プロジェクトの割り当て予定を次の空き時間として表示 : ユーザーが会議をスケジュールする際に、この会議の予定時間の状態をどのように表示するかを、次のオプションから選択します。
空き時間
仮の予定
予定あり
外出中
Project Web Access から Outlook にインポートする場合 : このセクションでは、Outlook で割り当ての事前通知をどのように表示するかを指定します。次の 3 つのオプションから選択します。
Outlook のアラームの既定の設定に合わせる
アラームを作成しない
常にアラームを作成する
このドキュメントをダウンロードする
このトピックは、簡単に読んだり印刷したりできるように、次のダウンロード可能なドキュメントに収められています。
入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「Office Project Server 2007」を参照してください。