サーバーの全体管理および Timer Service のパスワードを変更する (Project Server)

更新日: 2007年10月

 

トピックの最終更新日: 2007-09-28

SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの Web アプリケーション プールおよび Windows SharePoint Services Timer Service のパスワードを変更するには、この手順を使用します。Web アプリケーション プールとタイマ サービスは、どちらも資格情報を保存しており、パスワードの有効期限が切れた後も機能し続けます。ただし、Web アプリケーション プールまたはタイマ サービスを再起動すると、保存された資格情報が失われ、資格情報が更新されるまでは Web アプリケーション プールやタイマ サービスを開始できません。

Web アプリケーション プールを起動できない場合は、Web アプリケーションが提供する Web ページまたはサービスのユーザーに対して "サービスは利用できません" という HTTP エラーが表示されます。タイマ サービスを起動できない場合、タイマ ジョブが実行されません。その結果、さまざまな障害が発生します。

[!メモ] この手順は、ドメイン コントローラでパスワードを変更した後にのみ実行できます。入力した資格情報は、ドメイン コントローラの資格情報と照合されます。ドメイン コントローラのパスワードを変更する前に新しいパスワードを入力した場合、エラーが発生し、設定は変更されません。

[!メモ] 変更を保存するには、Web アプリケーション プールとタイマ サービスを再起動する必要があります。これにより、Web アプリケーション プールとタイマ サービスを再起動している間は提供されるサービスが、一時的に使用できなくなります。

[!メモ] この手順は、SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトを実行しているサーバーでのみ実行する必要があります。

[!メモ] この手順に相当するユーザー インターフェイスでの手順はありません。これらのパスワード変更を実行するには、コマンド ラインを使用する必要があります。Windows Service Manager を使用してパスワードを変更しないでください。

Important重要
次の手順を実行するには、ローカル コンピュータの管理者のメンバシップ、またはそれと同等のメンバシップが必要です。ファーム管理者グループ (WSS_RESTRICTED_WPG Windows セキュリティ グループ) のメンバシップでは、次の手順を実行するには不十分です。

コマンド ラインを使用してサーバーの全体管理の Web アプリケーション プール ID と Windows SharePoint Services Timer Service のパスワードを変更する

  1. サーバーの全体管理 Web サイトを実行しているコンピュータで、コマンド プロンプト ウィンドウを開き、Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web server extensions\12\BIN フォルダに移動します。

  2. コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    stsadm -o updatefarmcredentials -userlogin <ドメイン\ユーザー名> -password <新しいパスワード>

    [!メモ] userlogin はサーバー ファームのアカウントです。

  3. Web アプリケーション プールを再起動して変更を保存する必要があります。コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    iisreset /noforce

    ファームにその他のサーバーがある場合、さらに 2 つの手順を実行する必要があります。

  4. ファームの他のすべてのサーバーのコマンド プロンプトで、Program Files\Common Files\Microsoft Shared\web server extensions\12\BIN フォルダに移動します。

  5. コマンド プロンプトで、次のコマンドを入力し、Enter キーを押します。

    stsadm -o updatefarmcredentials -userlogin <ドメイン\ユーザー名> -password <新しいパスワード>-local

    [!メモ] userlogin はサーバー ファームのアカウントです。-local スイッチを使用する必要があります。