[タイムシートの承認] ページの機能

更新日: 2009年2月

 

トピックの最終更新日: 2010-06-01

[タイムシートの承認] ページにアクセスするには、権限が付与されてタイムシートが提出された後、ホーム ページ リンクまたは [承認] の見出しの下にある [タイムシート] をクリックします。タイムシート管理者は、[タイムシートの承認] ページで提出済みの要求の一覧を確認します。このページには、[リソース名]、[タイムシート名]、[期間]、[状態]、[前の承認者]、[トランザクションのコメント]、[合計]、[実績時間合計]、[超過時間合計]、[支払い対象外時間合計]、および [支払い対象外超過時間合計] が示されています。

タイムシート管理者はこのページを使用して、承認待ちタイムシートのリストを確認したり、必要な場合は [次の承認者の設定] を行ったりします。ユーザーがこのページの [承認] をクリックしたとき、タイムシートが承認されないことがあります。これは、複数レベルの承認プロセスが確立されていて、タイムシート所有者の [タイムシートの承認] というリソース カテゴリに対する権限がユーザーにない場合に起こります。このシナリオでは、タイムシートは [承諾可能] とマークされ、次の承認者に送信されます。

レビューと調整の設定

[タイムシートの承認] ページは、プロジェクトのライフ サイクル中や提出期限の際に一時的に大量の要求をリソースから受け取り、管理が困難になる場合があります。または、ユーザーがタイムシート調整者として指定されていて、数百件から数千件のタイムシートが表示される場合があります。タイムシート管理者が [設定] ドロップダウン メニューをクリックして提供できるフィルタ オプションを使用すると、承認または調整するタイムシートを検索、編成できます。

フィルタは以下のオプションで構成されます。

  • 自分の承認待ち : [状態] が [提出済み] であるレビューの承認待ちタイムシートのリスト。

  • 自分が承認済み : レビューされたタイムシートのリスト。タイムシートは [承認済み] または [承諾可能] の状態を受け取ります。[承諾可能] 状態は、複数の承認者がタイムシートをレビューする場合に表示されます。タイムシートが最終承認者に到達すると、[状態] フィールドが [承認済み] に変わります。

    また、このフィルタ オプションを使用すると、タイムシート管理者は承認されたタイムシートの取り消しを行うことができます。タイムシートを取り消すと、タイムシート管理者およびユーザーは、タイムシート承認後に発生した不整合を訂正できます。

  • 調整できるタイムシート : タイムシート管理者が変更できるタイムシートのリスト。タイムシートが承認済みでも、承認された値が正しくない場合は、タイムシート管理者は [タイムシート名] をクリックして承認済みのタイムシートにアクセスし、変更を行うことができます。[終了] 期間のタイムシートも変更できます。

  • 自分のリソースの未提出タイムシート : タイムシート管理者に提出されていないタイムシートのリスト。このリストには、[タイムシート リストの状態] が [未作成]、[進行中]、または [提出済み] であるタイムシートが含まれます。

日付フィルタ

[日付フィルタ] は、[会計期間] または [ユーザー設定の日付範囲] で構成されます。[会計期間] または [ユーザー設定の日付範囲] の [日付] および選択条件を有効にすることにより、[日付フィルタ] を適用します。

会計期間

Project Web Access (PWA) 管理で、[タスク管理] および [時間管理] の [会計期間] を作成できます。[会計期間] は、事前定義された期間の会計データをグループ化して報告するために使用する会計実施期間を表します。

[会計期間] を使用すると、レビューするタイムシートをフィルタ処理できます。[会計期間] を選択し、[期間] を適用します。その [会計期間] のレビュー対象タイムシートのリストが表示されます。

ユーザー設定の日付範囲

タイムシート管理者は、日付範囲を指定してレビュー対象タイムシートをフィルタ処理できます。

リソース フィルタ

リソース フィルタは、[コスト センタ] または [リソース名] を基準にしたタイムシートのフィルタ処理に関係します。[リソース センタ]、[エンタープライズ リソース共有元]、または [ユーザーの管理] では、[コスト センタ] の番号がユーザー プロパティを通して最初にリソースに適用されます。同じ [コスト センタ] がフィルタ オプションとして適用されます。[コスト センタ] に属するユーザーの一覧が表示されます。[リソース名] ドロップダウン リストから 2 番目のリソース フィルタを選択します。

タイムシート名

[タイムシート名] フィールドには、タイムシートの詳細への動的なリンクがあり、タイムシート管理者は以下の操作を実行できます。

  1. 提出された労働時間の詳細をレビューします。

  2. [タイムシートの調整] の権限がある場合、タイムシート管理者は提出された時間を調整します。

  3. タイムシートの最終的な承認を実行します。

[タイムシートの詳細] ページにはタイムシートの詳細が表示されます。このページにアクセスするには、[タイムシート名] をクリックします。

承認と却下

タイムシート管理者は、[タイムシートの承認] ページで詳細をレビューし、提出された時間を調整した後、以下の操作を実行できます。

  • タイムシートを承認します。タイムシートの [状態] が [承認済み] または [承諾可能] に設定されます。

  • タイムシートを却下します。タイムシートは修正するためにチーム メンバーに返されます。[状態] は [進行中] に設定されます。

タイムシートが設定済みの企業の標準に準拠していない場合、または情報が不足している場合は、タイムシート承認前にタイムシート管理者が修正を行うことができます。タイムシート管理者がいずれかのページで [却下] をクリックすると、タイムシートがチーム メンバーに返されます。

[操作] メニュー

[操作] メニューから以下の機能を使用できます。

  • グリッドの印刷

  • グリッドを Excel にエクスポートする

非確認対象の行アイテム

非確認対象の行アイテムとは、タスク割り当てまたは管理用時間ではないもののことです。非確認対象の行アイテムは、チーム メンバーが [期間] の合計稼働率を示すために報告する必要がある非計画対象のアイテムです。非確認対象の行アイテムは、タイムシートの提出時に [タスクの更新] または [管理用時間] と同じ方法で承認されます。このデータがバックエンド データベース内のどの場所に保存されているか、またはユーザーがデータに対してどのような方法で報告できるかは特定できません。非確認対象のタイムシート行のデータは、他のすべてのタイムシート行と共にレポート データベース内で見つけることができます。

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入手可能なドキュメントの詳細な一覧については、「Office Project Server 2007」を参照してください。