プロジェクトを中止する

更新日: 2009年5月

 

トピックの最終更新日: 2009-04-27

この記事の内容 :

  • アーカイブを計画する

  • クリーンアップを計画する

プロジェクトを中止するときには、考慮する必要がある活動がいくつかあります。プロジェクトの中止時に基本的なクリーンアップを実行すると、Project Server のパフォーマンスの向上に役立ちます。また、プロジェクトをセキュリティで保護し、履歴を確認するなどの目的で情報を必要としているユーザーのみが、プロジェクトを表示するようにできます。リソース、割り当てなど、使用されていない他のエンタープライズ オブジェクトを削除すると、サーバーのパフォーマンスの低下を防ぐ上で役立ちます。ここでは、これらの目標を達成する方法について説明します。

アーカイブを計画する

Microsoft Office Project Web Access では、数多くのエンタープライズ オブジェクトをバックアップできます。

  • プロジェクト

  • エンタープライズ リソース共有元とカレンダー

  • エンタープライズ ユーザー設定フィールド

  • エンタープライズ グローバル

  • ビューの定義

  • システム設定

  • カテゴリとグループの設定

これらのオブジェクトをバックアップすると、特定のアイテムを選択して復元し、それらのアイテムの複数のバージョンを維持できます。

バックアップは、[データベース管理] の [サーバー設定] ページで行います。次の 2 つの方法を使用できます。

  • スケジュールによるバックアップ

  • 管理用バックアップ

管理用バックアップを使用すると、いつでもエンタープライズ オブジェクトをバックアップできます。スケジュールによるバックアップでは、その名前が示すとおり、スケジュールした時刻に毎日エンタープライズ オブジェクトをバックアップできます。エンタープライズ オブジェクトは定期的にバックアップし、スケジュールする場合はサーバーの使用率が低い時刻の選択をお勧めします。データベースをバックアップする計画も必要です。代替計画の詳細については、「Project Server 2007 ファームをバックアップおよび復元する」を参照してください。

バックアップしたオブジェクトは、Project Server 2007 アーカイブ データベースに保存されます。

プロジェクトが完了すると、そのプロジェクトを中止するためのいくつかのオプションを利用できます。

  • Project Server 2007 発行済みデータベースおよび下書きデータベースからエンタープライズ オブジェクトを削除し、コピーをアーカイブ データベースに維持します。

  • すべての Project Server 2007 データベースからエンタープライズ オブジェクトを削除し、アーカイブにはデータベースのバックアップを使用します。

  • すべてのユーザーへのアクセスを拒否し、一部のユーザーへのアクセスを許可する特別な Project Server カテゴリにプロジェクトを配置します。

特別な Project Server カテゴリへのプロジェクトの配置

中止されたプロジェクトを特定のユーザーのみが表示できるようにするには、そのための特別な Project Server カテゴリを作成します。プロジェクトと、プロジェクトにアクセスさせたくないすべてのユーザーを追加し、すべてのアクセス許可を [拒否] に設定します。ユーザー、グループ、およびカテゴリの詳細については、「Office Project Server 2007 のセキュリティと保護」を参照してください。

クリーンアップを計画する

プロジェクトの完了時に使用されていないエンタープライズ オブジェクトを削除すると、サーバーのパフォーマンスの低下を防ぐ上で役立ちます。特に、割り当てを削除すると長期的なサーバーのパフォーマンスにとって有益です。また、エンタープライズで使用されなくなったリソースは削除することをお勧めします。プロジェクトの完了時に使用されていないエンタープライズ オブジェクトを削除すると、データベース サーバーのディスク容量も節約されます。削除は、ページの [データベース管理] セクションで行います。