管理用時間承認の概要

トピックの最終更新日: 2009-01-29

Microsoft Office Project Server 2003 のプロジェクト管理者は、[タスクの更新] から通常の割り当てを確認および承認する場合と同じプロセスを実行して、管理タスクを確認および承認します。管理タスクに入力した時間は、プロジェクト計画に反映されます。たとえば、リソースが "休暇" という名前の管理タスクに 8 時間を入力したとします。この時間は、プロジェクト管理者によって承諾されます。

Project Professional では、"実績作業時間" フィールドに 8 時間と表示されます。また、その日のスケジュールされた作業時間は、リソースが休暇中の 8 時間になります。プロセスによって非プロジェクト作業が取得され、リソースの利用可能時間が変更されます。このプロセスは、リソースが割り当てられているすべての計画のスケジュールに影響を与えます。

Project Server 2003 の管理用時間は、通常のプロジェクトと同様に表示されます。ただし、時間の計算方法は異なります。管理用プロジェクトが不正に使用されている場合、それらのプロジェクトはリソースの将来の利用可能時間にも影響を与えます。プロジェクト管理者は、問題の解決や修正が難しくなるまで、この問題に気付かない場合があります。

Microsoft Office Project Server 2007 では、管理用時間のプロジェクトに代わって、管理用時間のカテゴリを使用します。管理用時間のカテゴリには、非稼働日 (休暇、病欠、陪審義務) および稼働日 (トレーニング、会議) の 2 つの種類があります。管理用時間のカテゴリも、新しい行アイテム、およびプロジェクト計画、作業計画、または提案のスケジュール タスクと共に、指定された期間で考慮されます。

非稼働日の管理用時間のカテゴリの時間が処理されると、それらはカレンダーの例外としてリソースのカレンダーに追加されます。カレンダーの例外には、リソースの利用可能時間以外の時間が示されます。この時間が処理されると、トレーニング、自己学習、または管理用時間など、稼働日の種類のカテゴリによって、Project Professional にサマリー リソース割り当てが生成されます。

管理用時間は、Office Project Server 2007 に、プロジェクト計画としてではなくタイムシートの一部として記録されます。タイムシートはタイムシート管理者に提出され、組織で定義されている期限内に承認されます。

タイムシートの承認時には、以下のような処理が実行されます。

1. 管理用時間のカテゴリの確認 - タイムシート管理者の承認が初めて必要になります。

2. タイムシート全体 (追加された行アイテムなど) の承認 - タイムシート管理者の承認が必要です。

管理用時間の要求を承認するには、以下を設定する必要があります。

• 承認が必要であることがマークされた管理用時間のカテゴリ。これらは、タイムシート管理者に送信されます。

• 各リソースに指定されたタイムシート管理者。

• "時間要求の管理の承認" のセキュリティ権限。このアクセス権は、タイムシート管理者に付与されます。

管理用時間のカテゴリは、タイムシートに記録された他のアイテムとは別に確認および承認されます。タイムシート管理者は、Project Web Access の [承認] セクションの [管理用時間] をクリックして、要求を承認または却下します。この操作はリソースの使用率全体に影響を及ぼします。