Project Server エクストラネット環境用に Web アプリケーションを拡張する
更新日: 2010年2月
トピックの最終更新日: 2010-02-24
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Microsoft Office Project Web Access の外部ユーザー用のエクストラネット サイトを作成するには、エクストラネット ユーザーに公開するコンテンツを含む Office Project Web Access サイトの Web アプリケーションを拡張する必要があります。これにより、それを通して外部ユーザーが Office Project Web Access データを使用できるエクストラネット領域が作成されます。
[!メモ] この手順を行うには、組織の内部ユーザーが使用できる Project Web Access インスタンスを作成してある必要があります。詳細については、「サーバー ファーム環境に Project Server 2007 を展開する」を参照してください。
Project Server 2007 エクストラネット用に Web アプリケーションを拡張する
イントラネットを通して内部的にデータにアクセスする Office Project Web Access ユーザーがいる場合は、同じデータを、異なるドメイン (たとえばエクストラネット環境) を使用してアクセスする異なるユーザーに公開できます。そのためには、Office Project Web Access サイトに対する既存の Web アプリケーションを、別のインターネット インフォメーション サービス (IIS) Web サイトに拡張する必要があります。この方法では、既存の Web アプリケーションのコンテンツ データベースが再利用されます。
既存の Web アプリケーションを拡張する
SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトの [アプリケーション構成の管理] ページにある [SharePoint Web アプリケーション構成の管理] セクションで、[Web アプリケーションの作成または拡張] をクリックします。
[Web アプリケーションの作成または拡張] ページの [SharePoint Web アプリケーションの追加] セクションで、[既存の Web アプリケーションの拡張] をクリックします。
[別の IIS Web サイトへの Web アプリケーションの拡張] ページの [Web アプリケーション] セクションで、Web アプリケーションのリンクをクリックし、[Web アプリケーションの変更] をクリックします。
[Web アプリケーションの選択] ページで、拡張する Web アプリケーションをクリックします。これは、Project Web Access サイトをホストしている Web アプリケーションです。
[別の IIS Web サイトへの Web アプリケーションの拡張] ページの [IIS Web サイト] セクションで、[新しい IIS Web サイトを作成する] を選択します。[ポート] ボックスに、エクストラネット サイトに使用するポート番号 (80 など) を入力します。[説明] ボックスと [パス] ボックスは、入力したポート番号に基づいて設定されます。
[セキュリティの構成] セクションで、拡張 Web アプリケーションの認証と暗号化を構成します。
[認証プロバイダ] セクションで、[ネゴシエート (Kerberos)] または [NTLM] を選択します。
[!メモ] ほとんどの場合、既定の設定 (NTLM) を使用する必要があります。[ネゴシエート (Kerberos)] は、Kerberos が環境でサポートされている場合にのみ使用します。[ネゴシエート (Kerberos)] オプションを使用するには、ドメイン ユーザー アカウントのサービス プリンシパル名を構成する必要があります。これを行うには、Domain Administrators グループのメンバである必要があります。Kerberos の構成については、マイクロソフト サポート技術情報の記事番号 832769「Kerberos 認証を使用するように Windows SharePoint Services の仮想サーバーを構成する方法および Kerberos 認証から NTLM 認証に戻す方法」を参照してください。
[匿名を許可する] セクションで、[いいえ] を選択します。
[SSL (Secure Sockets Layer) を使用する] セクションで、[はい] または [いいえ] を選択します。エクストラネット サイトには SSL を使用することを強くお勧めします。Web サイトに対して SSL を有効にするように選択する場合は、SSL 証明書を要求およびインストールして、SSL を構成する必要があります。
Project Server 2007 用に SSL を構成する方法の詳細については、"Project Server 2007 エクストラネット環境用の SSL (Secure Sockets Layer) の構成" に関する記事を参照してください。この記事は現在作成中であり、後日使用できるようになります。
[負荷分散される URL] セクションで、ユーザーがこの Web アプリケーションでアクセスするすべてのサイトのドメイン名に対応する URL を入力します。この URL ドメインは、Web アプリケーション内のページに表示されるすべてのリンクで使用されます。このテキスト ボックスには既定で、現在のサーバー名とポートが自動的に入力されます。
[負荷分散される URL] セクションの [領域] で、拡張する Web アプリケーションの領域をドロップダウン メニューから指定します。[エクストラネット] を選択します。
Web アプリケーションを拡張する場合は [OK] をクリックし、処理をキャンセルして [アプリケーション構成の管理] ページに戻る場合は [キャンセル] をクリックします。
新しいエクストラネット領域が作成されたことは、サーバーの全体管理サイトの [代替アクセス マッピング] ページで、ファームに対して作成されている領域を表示することにより確認できます。