Project Server 2010 のパフォーマンス テスト ラボの実行

 

適用先: Project Server 2010

トピックの最終更新日: 2011-03-11

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Microsoft Project Server 2010 ソリューションに対するパフォーマンス テスト ラボの実行は、ユーザーの操作とシステムの動作が多様なため、非常に複雑な作業です。この記事は、このようなパフォーマンス テスト ラボの作成および実行に関する一般的なガイドとして作成されています。

負荷の種類

通常、パフォーマンス テスト環境で再現する必要がある負荷の主な種類は、次のとおりです。

  1. Microsoft Project Web App に関連してユーザーが開始する操作

  2. Microsoft Project Professional に関連してユーザーが開始する操作

  3. バックグラウンドの操作

テスト方法

テスト方法には、個別負荷と、異なる操作から成る混合負荷があります。複数のシミュレート ユーザーが同時に単一の特定の操作を行うことによって生じる負荷に対するシステムの反応を測定することは、その特定の操作のピーク時の基準測定値を判断するのに役立ちます。しかし、混合負荷による方法の方が現実的であり、可能なさまざまな使用パターンに対するシステムの反応をシミュレートできます。たとえば、タイムシートの送信負荷を考えてみましょう。特定のシナリオに従って、すべてのユーザーが金曜日の夕方にピーク時を迎えるものとします。このような場合は、タイムシートの送信のみをシミュレートし、他の負荷はシミュレートせずにシステムをテストします。その結果は、調査対象の特定の操作について、システムの最大スループット (1 時間に送信または処理できるタイムシート数など) で測定される参考基準を提供します。

さまざまな異なる操作を同時に行う場合のシステム テストが必要なこともあります。この場合は、実際のシナリオに可能な限りよく似た利用状況のプロファイルを使用します。データ ソースとして運用システムの履歴ログを使用して、テストする利用状況のプロファイルを決定するのが理想です。

使用する全体のテスト方法にかかわらず、「関連項目」セクションに示されている関連記事には、上記の 3 種類の負荷を計画およびシミュレートする方法が詳細に記載されています。Visual Studio Team System 2008 Test Edition は、すべてのシナリオの基盤を提供します。Visual Studio Team System 2008 Test Edition を使用すると、単一の負荷テストの中で複数の種類の負荷のバランスを簡単にとり、指定された期間にわたってテストを実行できます。